内容説明
菜乃子は生きる方向性も、生きる気力も失いかけていた。5歳の時に事故がもとで植物人間になってしまった母、ヨーロッパ留学中に消息を断った兄は生死さえ判らない。そして今また、実業家の父はガンで急逝してしまった。菜乃子が生きる希望をつなぐ猛は、新しい恋人に心を移してしまった。18歳の菜乃子の精神はズタズタに引き裂かれ、その悲しみは果てることなかった。新進作家・青山紫子のセンセーショナル青春小説第2弾。
菜乃子は生きる方向性も、生きる気力も失いかけていた。5歳の時に事故がもとで植物人間になってしまった母、ヨーロッパ留学中に消息を断った兄は生死さえ判らない。そして今また、実業家の父はガンで急逝してしまった。菜乃子が生きる希望をつなぐ猛は、新しい恋人に心を移してしまった。18歳の菜乃子の精神はズタズタに引き裂かれ、その悲しみは果てることなかった。新進作家・青山紫子のセンセーショナル青春小説第2弾。