内容説明
創業100周年を迎えた大手証券の新進気鋭アナリストが日本経済を徹底検証!安倍政権への宿題を提示。
目次
第1部 日本経済とアベノミクスの振り返り(東日本大震災で直面した2つの供給ショック;原発停止の影響;円高進行と白川日銀の不運;アベノミクス・異次元金融緩和とは何か?;「アベノミクス景気」の特徴;「好循環」を阻む労働市場の歪み;アベノミクス・異次元金融緩和の軌道修正)
第2部 人口動態と財政の持続可能性(アベノミクスの展望と宿題;人手不足はますます深刻化へ;少子化を引き起こすメカニズムと解決策;人口動態と財政;日本財政は破綻するのか?)
第3部 国際エネルギー情勢の変化と日本の課題(エネルギーと経済成長;原油市場の構造変化;地球温暖化対策で変わるエネルギー市場;日本おエネルギー政策の課題)
著者等紹介
宮前耕也[ミヤマエコウヤ]
1979年、大阪府生まれ。1997年に私立清風南海高等学校卒業。2002年に東京大学経済学部卒業後、大阪ガス(株)入社。2006年に財務省へ出向し、大臣官房総合政策課調査員として日本経済、財政、エネルギー市場の分析に従事。2008年に野村證券(株)入社。債券アナリスト兼エコノミストとして日本経済、金融政策の分析に従事。2011年にSMBC日興証券(株)入社。エコノミストを経て、現在はシニア財政アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaz
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初歩的な概念説明から突っ込んだ知見の披露まで盛り込まれているため、やや冗長な感じは受けるが、ポイントを拾って読んでいけば、足もとの経済情勢等の整理に非常に役立つ。大阪ガスで社会人としてのスタートを切ったというキャリアからか、エネルギー関係の記述に力が入っているように見える。構成は「日本経済とアベノミクスの振り返り(供給ショック、原発停止等)」「人口動態と財政の持続可能性(深刻化する人手不足、財政破綻の可能性等)」「国際エネルギー情勢の変化と日本の課題(エネルギー市場、日本のエネルギー政策の課題等)」 2018/03/10