内容説明
最大最強の野獣とどう生きるか。世界屈指のベアカントリー日本におけるR.M.。
目次
第1章 ヒグマは「食いしん坊」―生きるために貪欲ならざるべき北の強獣(冬眠戦略;ヒグマは筋トレをしない ほか)
第2章 ヒグマは知能が高い―学習能力が高く、個性のばらつきが激しい(ヒグマを起動する「こころ」;インテリジェンスフロー ほか)
第3章 ヒグマに遇わないための戦略―ベアカントリーのスキル(ヒグマの存在をきちんと意識して森に入る;ヒグマに興味を持ち、事前に学習しておく ほか)
第4章 もし、ヒグマに遇ってしまったら―ヒトとヒグマの距離感・流動的な距離表現(300m以上離れた場所にヒグマを発見;100m前後の距離にヒグマを発見 ほか)
著者等紹介
岩井基樹[イワイモトキ]
東京都出身。1963年生まれ。北海道・北大雪山塊に拠点を構え、ヒトとヒグマの軋轢最前線で立ち回り北海道でのフィードバックに取り組む。ベアドッグの育成にもトライを開始。羆塾・塾生代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yamakujira
5
熊の生態、遭遇しないための教訓、遭遇した時の対策を、実体験と照らして解説する。本書の熊はツキノワグマじゃなくてヒグマだから、本州ではこれほど緊迫感はないだろうけれど、不用意な誘引と乱暴な駆除についての批判は傾聴すべきだと思う。ベアカントリーなのに「山に獣はいらない。川に魚はいらない」と嘯く町議がいるなんて唖然とする。人間を餌としてではなくとも餌を持っていると知った個体は駆除するしかないとしても、熊が出たらやみくもに駆除ってのは間違いだ。でも、若グマの罪のないじゃれつきも怖いねぇ。 (★★★☆☆)2019/09/29
いくっち@読書リハビリ中
4
ヒグマーリスクマネジメント。森に入るときは気をつけろ!2014/05/15
Yusuke Kanai
0
クマに遭遇した時のために。クマはクマでもヒグマでしたけど(;^ω^)2014/09/15