内容説明
古代エジプト絵文字が物語る6000年前の死後の世界。
目次
序章 アニの霊の告白
第1章 死の河を渉る
第2章 新しい世界への入口
第3章 霊界の構造
第4章 オシリスの闘い
第5章 霊たちの生活
第6章 霊界のあちこち
第7章 霊の生活の知恵と修業
第8章 霊界の祭りや儀式
第9章 葬儀と死後
第10章 霊界の伝説と神々
第11章 凶霊の国
第12章 極楽
第13章 神の国
第14章 ラアの舟
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井月 奎(いづき けい)
40
バッヂ編纂、『死者の書』からさらに死後のことを中心に再編纂した本書から読み取れるのは古代エジプトの人々の死生観、特に来世への思いのユニークさです。私は来世と言うのは時間を経た現世への生まれ変わりととらえます。古代エジプトの来世はどうも違うようなのです。神々の審判を経たのちに神々の住まう地に命を授かり、そこで働き、生み育み過ごす。個人は個人のまま。ということは同時進行の異世界があるということでしょうか?神々との関りも含めてもっと知りたい世界、死生観です。ああ、またとんでもないものに手を出した予感がします。2020/01/03
❁Lei❁
24
数年前から積んでいましたが、またエジプトに興味が出てきたので読了。易しい翻訳で、古代エジプト人の死生観がよく分かる本でした。葬儀が死後の魂に影響を与えるからと重要視された点が面白かったです。また死んでからも霊の国で生き続け、魂の修行によって極楽や神の国に行くこともできることが興味深いです。しかし誤記や誤植が多々あり、第1刷発行日の表記がなく、少々信頼性に欠ける本です。2020/08/27
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- 和書
- 一歩踏み出す勇気