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出版社内容情報
チェルノブイリ事故で放射能に汚染され、村人全員が去らなければならなくなった村に生まれた少女ナージャは、美しい自然とあたたかい村人をなによりも大切に思い、いつか帰れることを願っている。愛といのちのふるさとが、ひとりの少女の目を通して語られる。 小学校中学年以上
内容説明
1986年4月に起こったチェルノブイリ原発の爆発は、広い地域を放射能でよごした。ベラルーシ共和国のドゥヂチ村では、村人全員が村を去らねばならなかった。愛といのちのふるさとが、ひとりの少女の目を通して語られる。
目次
ドゥヂチ村の人たち
チェチェルスクの暮らし
ドゥヂチ村の暮らし
わたしたちが引っこしたわけ
ゆたかさということ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
自分記録用 『あなたもブックトーク 第1章学校でブックトーク テーマ 平和ってなあに?』小学校6年生が秋に広島に修学旅行に行くので事前学習の1つとして。『コアホウドリはかぜとともだち』→『風にのれ!アホウドリ』→『ひとしずくの水』→『マイナス50℃の世界』→『ふたり☆おなじ星のうえで』→『壁のむこうの街』→『鎮魂のチェルノブイリ』→『ナージャ希望の村』→『ピース・ブック』2020/04/07
ぱせり
6
ナージャの村は地図から消え、二度と蘇ることはない。だけど、この村から最後にうまれでた命の名はナージャ=「希望」。この「希望」は健やかに育つ。私たちの国にもたくさんの「希望」がいる。この希望たちを全力で守らなければ、と思う。2011/06/13
がぁ
2
ナージャの住んだ村や隣人たちの様子を淡々と描いて、原発事故が彼らから奪ったものの大きさに気づかせるものでした。 原発やチェルノブイリについて直接的に語られる部分が少ないので、子どもにとって具体的に原発がどういうものなのか、事故の悲惨さを理解するのは難しいかもしれません。 ただ、人のすることに完璧はないのだ、と知るものになっていると思います。2011/02/27
える
0
小学校の学級文庫にあった本。穏やかな村の暮らしの中に、原発事故の傷跡が見え隠れする。