目次
私を私に育てる責任者は私(人間らしい美しい力;五千通りの可能性の中から;私も世界でただ一人の私;世界一のびりっ子 ほか)
バカにはなるまい(もえさし;もえさしが気付かせてもらった;もえさしの生き方;あんないい子が ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒頭巾ちゃん
23
10代で読みたかった!!明日も明後日も生きている保証はありません。「今を精一杯生きる」ことが重要です。五体満足ならその環境に感謝するべきです。そして、人は5,000通りの生き方の中から今を選択して生きています。見方を変えると、「選択次第でいかようにも生きることができる」のです(^_^)/今の生き方に迷っている方は、必読です!!2013/07/23
双海(ふたみ)
10
本書は、東井先生が子どもたちに向けて話した講演を、その息遣いを大切にしながらまとめたもの。「自分の人生を自分で粗末にする。これをバカだといいますね。どうか皆さんは自分で自分の人生を粗末にするような、バカにはならないようお願いしたいんです。」・脳性まひの子の「こんなわたしに生まれて、家を壊してごめんなさい。こんな子でも愛してくれますか。泣いているでしょうね。でも明るく生きています。それが親孝行だと思って。それ以外何もできません」というエピソード、涙なしには読めない。2022/10/22
金平糖
9
貧困、死刑囚や病気などで人生の残り時間が少ない人の生への文章をいくつも取り上げている点や、仏様を持ち出す点にモヤモヤを感じていたら真宗大谷派という宗教関係の出版の書だった。無神論者の私にはどおりで合わないわけだ^^;10代の子の為に借りてきたがあまり参考にならず。しかし自律と自立の大切さ、自分を大切にせよ、自分の人生に責任を持て、生かされている事に感謝せよとは、日頃から心し、子どもにも伝えていた。人生73年を一日24時間に例えると、私も夕方に差しかかっている。粗末にせず残された時間を大切に過ごそうっと。2013/07/30
やまてる
5
泣いた。「一生に一度の願い」の詩に。生まれてから一度も走ったことがない中学生の詩。作者はもう亡くなっているかもしれない。「一度でいいから走りたい」。私の趣味はランニング。走れない彼の悲痛な願いに、自分の健康のありがたさを感じた。道にいい道、悪い道というのがあるのではない。自分の生きざましだいだ。私を私に育てる責任者は私。たった一度の人生。おかげさまでの気持ち、前向きな見方をすれば、紹介されている方たちのように、人生は変わってくる。やけになったり、持て余る力の発散に悩む十代に、ぜひ読んで欲しい。2013/02/27
あちこ
4
わたし用に借りた本。「最近の学校の先生は、東井先生の本を読んだことがない人もいるらしい」という嘆きを聞いて読んでみたよ。わたしは先生じゃないけども。読みながら、思わず涙が流れたね。それは「感動」なんていう温かいものではなく、むしろ「懺悔」の色が強かったわ。軽く見ていたつもりはないけれど、その認識が甘かったと思わされるほど、「命」の重さが感じられる本。2016/03/21