内容説明
日本陽明学の始祖・中江藤樹。内村鑑三が『代表的日本人』の中で、“理想的な学校教師”と称えた人物の思想と生き方にせまる。内村鑑三、小林秀雄、森信三の藤樹観を収録。
目次
第１部 藤樹の思想と生涯（藤樹の里―序にかえて；藤樹の出会いと立志；脱藩帰郷；村落の教師として（その一）帰郷後の生活 ほか）
第２部 先賢の藤樹観（内村鑑三の藤樹観；小林秀雄の藤樹観；清水安三の藤樹観；森信三の藤樹観）
著者等紹介
久保田暁一［クボタギョウイチ］
１９２９年滋賀県生まれ。高校教師を経て中部女子短期大学教授、梅花女子大学・平安女学院短大・聖泉短大等の非常勤講師を勤めた後、現在は創作・評論の文筆活動を展開。教育文化誌「だるま通信」主宰。日本ペンクラブ・日本文芸家協会・日本キリスト教文学会等の会員。同人誌「滋賀作家」（会代表）に所属（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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dexter4620
1
最近ご縁で名前を聞く事が多かった日本を代表する思想家中江藤樹。偶然古書店で本書を見つけて購入。本書では中江藤樹の生涯を中心に紹介。その思想の詳細は『翁問答』を読んでみたい。2023/09/09
snow
0
近江聖人中江藤樹の名前は幼い頃になにかで聞いたか読んだかで知っていたけど、なにをやったかと考えるとエピソードが思い出せなかったので気になっていた。今回改めて本を読み、すごい人だなぁと思わずにはいられない。とくに愚鈍と言われていた人に教えるために医学書を書いてしまうとは…！松陰先生もすごいけど、藤樹先生もすごい‼翁問答もいずれ読みたい。四十一歳という意外に若くして亡くなっているのも驚きでした。2021/07/30
ゆみちぃ
0
「代表的日本人」を読んで、中江藤樹先生について知りました。「正真の学問は明徳を明らかにするものであり、知識のための知識を得ることではない。名利のために学問をしたり、衒学のために学ぶのは邪道である」2020/04/12
