内容説明
人生を真摯に生きようとする人へ、京セラグループの総帥が、出家後初めて語る人生観、宗教観、世界観。
目次
第1章 私の人生について(投稿を受けて;経営者としての出発)
第2章 私の人生観・思想をつくったもの(私の生い立ちと両親;西郷隆盛と大久保利通)
第3章 なぜ経営に哲学が必要か
第4章 人間として正しいことを追求する(六十五歳での決断;「利他」の心の実践に努める;私の考える、あるべき人間の姿)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる@珈琲読書
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★★★★☆感想:自身を振り返ると効率重視の結果、利己的になってしまうことがある。その結果はどうだったか?六つの精進を意識して生活、仕事をしたい。メモ:「人間として正しいかどうか」。人間の本質は善。理性で本能・感情・感覚を抑える。六つの精進・・・一、誰にも負けない努力をする。二、謙虚にして奢らず。三、毎日の反省(利己の反省、払拭)。四、生きていることに感謝する(幸せを感じる心は“足るを知る“心から生まれる)。五、善行、利他行を積む。六、感性的な悩みをしない。2015/05/12
msugimo
1
仕事・行動が利己的にならないように「人間として正しいかどうか」を判断基準として持ち続けたい。著者の本は、自らの行動指針としての目標になることが多いですが、他国(特に中韓)に対する考え方については、全面的に賛成は出来ないです。2013/12/15
しん
1
人生や経営はややもすると利己的になり勝ちでそれは、一時的に良くても長い目で見ると必ず衰退する。世のため人のための利他の心が幸せな人生、会社経営の根本である。自分の気持ちがブレブレの時は再度と言わず何度も反省し読み直したい。西郷隆盛と大久保利通の評価がとても分かり易かった。2013/05/30
Takeru Shimo
0
<要約>稲盛さんの今までの人生と経営とは何かついて書いてある本。会社とは、経営者個人の夢を追うところではない。<感想>素晴らしい本だった、稲盛さんの本読むとすげーやる気でる。<活かせること>・真のリーダーたる人物は、両極端を合わせ持たなければならないと私は考えているのである。 2015/12/29
藤吉 功
0
京セラ創業者の稲盛和夫さんの、人生哲学と経営について実例を挙げて説明された、非常にまとまった書物。他の創業者と相違し、私が尊敬している点は、仏門に入られ信仰心があることである。JALを再建できるのは、稲盛さんしかいないという評判と実行力。さすがである。2013/10/16