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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
33
いま「文學界」「すばる」などの純文芸誌を買う人がどれだけいるのだろう。そんな世の中でほぼ翻訳文学に特化した本誌が10年続いたのはすごいこと。読めば理由がわかる。重すぎず軽すぎず。セレクトと並べ方に編者の配慮を感じる。カポーティの春樹訳はそれだけで買う価値がある(次号には「ミリアム」が載るらしい。「夜と樹」を再読しておこう)。ブレンダ・ペイナードが日本未紹介とは驚き。「凧を作る者」はタイムリーな主題だし、賛同するしないはともかく頭の片隅に入れておきたい視点を学べる良作。ダイベック「トスカ」もやけに後を引く。2023/08/09
のりまき
18
ホラーっぽいものが多い。『幻肢』『うつろな子供たち』とカポーティが良かった。2023/07/18
tokko
18
記念すべき30号だけあって、とても贅沢な一冊になっています。柴田先生の翻訳でポール・オースターからスティーヴン・ミルハウザー、ステュアート・ダイベックなど粒ぞろいの名品ばかり読めるわけですから。しかも巻末には村上さんによるトルーマン・カポーティまで読めちゃうという、これはファンにはたまらん垂涎ものでしょう。残りのページが少なくなっていくのを切なく思いながら読むのでした。2023/07/14
はる
9
木造総二階の角部屋に設えられた書斎。窓という窓が開け放たれ、座して文机に向かう一頭のモンキー。左手は電子辞書らしき物を操り、右手に思案の筆が紙の面を啄く。その右にモニターとキーボードと思わしきもの。窓の外に伸び放題のびた植物が風に揺れているようだ。小説家はかくも孤独なのだ。装画は語る。カポーティ「最後のドアを閉めろ」がメイン。 さて短編だが、原題shaut a final door。小説の末は・・もうなにひとつ考えるまい。風を思え」2024/10/17
北風
9
毎号読んでいるわけではないが、いつ単行本となるかもわからないしね。オースターは久しぶりだ。不遜な作品が多い木がするけど。カポーティの短編目当てだったけれど、やはりカポーティの破滅的なのが何故か好きだな。20歳で書いたのも驚きだけど、14歳で原文で読む村上春樹も驚き。村上春樹訳もとやかく言われるけど、個人的には村上春樹に慣れているからか、小難しい言葉や文章を受け入れやすいんだよな。2023/10/07
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