内容説明
目の前に広がる世界は、ぼくがあると思うから見え、楽しいと思うから生き生きとするのかもしれない。人間がその先を考えるから宇宙だって遠く広がっていく…。小さな人間社会でも、春一番の風のような大人の風が吹きつけ、時には冷たく気ままに吹き荒れるとうさん風や、迷いながら吹くかあさん風が、目の前で竜巻になって見える。大人になるには、そんないろんな風が吹き荒れ、その後に来る春という楽しい宇宙になるかもしれない。主人公は4人の子供たち。ちょっと切ない短編集。
著者等紹介
山野なつみ[ヤマノナツミ]
長野県長野市生まれ。現在、神奈川県に住む。日本児童文学者協会員、雑誌「いのちの篭」会員。児童文学の同人誌、詩誌「草原」に属しその編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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