内容説明
人間の経済行動と経済理論の対応を追究した2つのアプローチ、実験経済学と行動経済学について、イラストも交え初学者にも親しみやすく愉しく説き明かす入門テキスト。それら2つの学問の研究成果と相違点をテーマごとに解説し、現実の問題への応用や手法についても紹介する。図表を豊富に採り入れたビジュアルな構成+2色刷。
目次
イントロダクション:実験経済学・行動経済学はどのような学問だろうか
オークションによる資源配分
確実性下の意思決定理論
リスク下の意思決定理論と行動経済学
ナイト流不確実性下の意思決定理論と実験経済学
ナイーブなポートフォリオ選択
株式市場におけるバブルの形成と実験経済学
株式市場における情報のアップデート
時間選好率のアノマリー
環境経済学と実験経済学
ゲーム理論と社会的ジレンマ
利他主義を測る
社会選択の理論:学校選択制の実験経済学による検証
行動経済学の実践:ナッジと選択的アーキテクチャ
実験手法と検証法