ライブラリ相関社会科学
“資本”から人間の経済へ―20世紀を考える〈3〉

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  • サイズ A5判/ページ数 252p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784883840694
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C3333

内容説明

第1部はおおむね2000年シンポジウムに対応している。資本概念を根源的に問い直すとともに、新しい文脈、とりわけ「社会」的文脈において資本を語る場合の問題点を摘出し、あわせて若干の事例研究を紹介する。第2部は、2001年のシンポジウムに部分的に対応しているが、新たに歴史的考察を加えた。第3部はシンポジウムにはなかったもので、若手研究者による意欲的な論考をまとめたものである。

目次

1 資本、そしてソーシャル・キャピタル(非市場的関係領域の拡大と貨幣・資本概念の多様化;「資本」と「環境」―場所の政治社会学;相関社会科学的イシューとしてのソーシャル・キャピタル ほか)
2 貨幣、そして地域通貨(16世紀における貨幣の思考について―『言葉と物』を準拠として;金銀の位置―元禄・宝永・正徳年間の改鋳をめぐって;自立経済と甦る貨幣改革論の視点 ほか)
3 現代資本主義の諸相(もうひとつの資本主義分析―商品フェティシズムから見る資本主義;現代の資本主義と消費行動―「情報化」「消費化」を中心に;資本主義の政治・シンガポール)

著者等紹介

丸山真人[マルヤママコト]
1954年生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は経済学

内田隆三[ウチダリュウゾウ]
1949年生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は社会学

福田豊[フクダユタカ]
1947年生まれ。電気通信大学人間コミュニケーション学科教授

山本哲士[ヤマモトテツジ]
1948年生まれ。現在、信州大学教授。専攻は政治社会学

山脇直司[ヤマワキナオシ]
1949年生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は公共哲学・社会思想史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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