目次
1部 研究環境の改善(科学研究目的の変化;繰り返される研究不正―求められる環境改善)
2部 研究不正文献を可視化する(ミスコンダクト文献を可視化する;論文発表から見たミスコンダクト;医中誌Webから見た国内ミスコンダクト文献の分析)
3部 発表倫理の展開(生命倫理から発表倫理;発表倫理から論文の書き方を再考する;Honest errorから研究の誠実性を考える)
4部 事例から問う(訂正記事を透明化する;研究公正局の不正調査手順モデルから学ぶ;同等の寄与は受容されるか)
5部 歴史を振り返って(ランセット誌の発刊と社会改良家トーマス・ウェイクリー;メディカル・フィジカル誌の創刊と王立協会誌に却下されたジェンナー論文;ラッシュとコールドウェルの盗用をめぐる確執;健全な研究環境を目指して)
著者等紹介
山崎茂明[ヤマザキシゲアキ]
1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部(社会学)卒業、慶應義塾大学大学院図書館・情報学専攻博士課程満期退学。図書館情報学博士(愛知淑徳大学)。職歴は、紀伊國屋書店、埼玉医科大学図書館、東京慈恵会医科大学医学情報センター講師、愛知淑徳大学文学部助教授、同人間情報学部教授、現在は2018年より愛知淑徳大学名誉教授。専門は、科学コミュニケーション、特に、レフェリーシステム、研究業績評価、科学発表倫理。1989年夏、College of Physicians of Philadelphiaへ短期留学、アメリカ医学教育形成史に関する調査を行い、第32回国際医学史学会(アントワープ、1990)で口頭発表し、論稿はScientometrics誌に発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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