内容説明
日本に自生するタケ・ササを中心に、外国(熱帯地域)の一般的な種類を加え、約240種を収録。各種類を熱帯性タケ類(単軸型)、温帯性ササ類(単軸型)、熱帯性タケ類(連軸型)、外国の熱帯性タケ類に分け、主に生態・特徴・用途を解説。各種類ごとに名称(属名)、学名、和名(漢字名・地方名)、分布、特徴、用途などの欄を設けて詳述。フィールドに必要な基礎知識としてタケ・ササの分類、命名者、生態と生理、タケノコとタケの皮、生育地、栽培と管理、病虫害、伝統的利用法と今日的用途、部位の名称、簡易検索表などを集成。
目次
第1部 温帯性タケ類の生態・特徴・用途(マダケ属;ナリヒラダケ属 ほか)
第2部 温帯性ササ類の生態・特徴・用途(ササ属;アズマザサ属 ほか)
第3部 熱帯性タケ類の生態・特徴・用途(バンブーサ属;デンドロカラムス属)
第4部 外国の熱帯性タケ類の生態・特徴・用途(バンブーサ属;セファロスタキウム属 ほか)
第5部 タケ・ササ類のフィールド知識(タケ・ササ類の分類と種類;タケの学名で見る主な命名者 ほか)
著者等紹介
内村悦三[ウチムラエツゾウ]
現在、竹資源活用フォーラム会長、富山県中央植物園顧問、日本竹協会副会長、竹文化振興協会常任理事、地球環境100人委員会委員などを務める。京都市生まれ。京都大学農学部林学科(造林学専攻)卒業。農学博士。京都大学農学部、熊本県林業研究指導所、農林省林業試験場(現在の独立行政法人森林総合研究所)、国立フィリピン林産研究所客員研究員、在コスタリカ・国際研究機関・熱帯農業研究教育センター(CATIE)研究教授、大阪市立大学理学部教授および附属植物園園長、日本林業技術協会技術指導役、日本林業同友会専務理事、富山県中央植物園園長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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