目次
生立ち
軍隊時代(家族;文明開化;西南戦争)
巡査時代
西南戦争記念碑前(三井寺観音堂上の台地)
京町通・下小唐崎町
著者等紹介
岡本光夫[オカモトミツオ]
1951年滋賀県生まれ。1973年大阪経済大学経済学部卒業。2011年京都造形芸術大学(京都芸術大学)芸術学部芸術学科文芸コース卒業。2017年京都造形芸術大学(京都芸術大学)芸術学部美術科写真コース卒業。1988~1992年滋賀県文学祭の随筆部門で、芸術祭賞3回、特選2回受賞。2000年第41回「日本随筆家協会賞」受賞。2017年滋賀県文化功労賞“芸術文化(文芸)”受賞。2019年歴史文化遺産ガイド認定。随筆家・フォトエッセイスト・クロマチックハーモニカ奏者。滋賀文学会会長。日本ペンクラブ会員 随筆文化推進協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Jirgambi
1
小説風モノローグから始まる、大津事件の犯人、津田三蔵についての評伝。数年前に津田三蔵所縁の家から見つかった自筆手紙から、彼の生涯を復元し、述べていく。一般的に津田三蔵といえば、当然ニコライを斬りつけた一瞬とその後ばかりに着目されるが、本書では西南戦争に従軍していた頃を中心に、彼の人生が語られる。あくまでも現存手紙からの復元なので、原文を書き起こしただけの内容箇所も有るが、その為に当時の一兵士が見た西南戦争、また明治初期の士族世代のキャリア(軍隊・警察官)形成の在り様や彼らの抱える悩みが垣間見え、興味深い。2023/05/13




