内容説明
1990年代に始まったトチノキの巨木伐採をきっかけに調査と保全活動に取り組んできた著者が、美しい花と大量の実をつけるその生態、滋賀県を中心としたトチノキ林や巨木の分布と現状、栃餅づくりの知恵や材の利用、トチノキにまつわることわざや民話などを紹介。
目次
第1章 トチノキとの出会いから伐採まで(トチノキとの出会い;朽木で樹齢500年のトチノキが見つかる;思いもしなかったトチノキの伐採;伐採をきっかけに見えてきたもの)
第2章 トチノキの自然史(トチノキってどんな木?;分布の概要;トチノキの一年;養生植物)
第3章 トチノキ調査と保全活動(トチノキ伐採と保全活動の始まり;活動の理念;調査後のさまざまな取り組み;全国のトチノキ調査)
第4章 トチノキと暮らし(葉の利用;実の利用;栃餅ができるまで;材の利用;その他の利用)
第5章 トチノキが暮らし・文化・自然を伝える(トチノキにまつわるさまざまな言い伝え;トチノキが残った理由;トチノキ伐採により懸念される問題;トチノキが持つ新たな価値を見出す)
著者等紹介
青木繁[アオキシゲル]
1952年大津市生まれ。1976~1992年滋賀県公立学校教員。1992~1998年滋賀県立朽木いきものふれあの里指導主任。2008~2014年滋賀県立朽木いきものふれあの里の指定管理者兼館長。2014~2019年滋賀県いきもの調査専門員として滋賀県内の植物調査に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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