出版社内容情報
数ある滋賀県の文化財の中から、風土に根ざした祈りに関わるものを選出し、建造物、絵画、彫刻、史跡、考古資料、年中行事など分野別に構成した62話
内容説明
国宝・重要文化財数全国第4位を誇る滋賀県の文化財の中から、さまざまな「祈り」の感情を形象化したものを選出して滋賀県教育委員会文化財保護課が紹介。五つのテーマ、62話で示す、湖国の人々の心の「かたち」。
目次
祈りの空間(石山寺本堂(大津市)
延暦寺根本中堂(大津市) ほか)
かみほとけのかたち(向源寺の十一面観音立像(長浜市)
千手院の千手観音立像(長浜市) ほか)
祈りの造形(相谷熊原遺跡の土偶(東近江市)
延暦寺の不滅の法灯(大津市) ほか)
祈りの所作(近江のオコナイ(全域)
近江八幡市の火祭(近江八幡市) ほか)
祈り捧げられしところ(葛篭尾崎湖底遺跡(長浜市)
弥生時代の木偶(草津市ほか) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chang_ume
9
滋賀県に点在する「祈り」に関する文化財解説。京都新聞連載をまとめたもので、滋賀県文化財保護課の技師たちによって、有形無形を問わず寺社・民俗行事・墓地・考古資料などが多岐にわたり紹介される。主となる内容は寺社の建築・彫刻で、短い記事ながら調査研究の成果を端的に盛り込んでいる。天台系仏堂群の特徴比較、県内神社の中世社殿遺構、名品揃いの古代仏像など、改めて滋賀県は文化財の宝庫だ。現地訪問前の一読に適した内容。淡海文庫らしい一冊です。2022/08/13
ohmi_jin
0
滋賀県の「祈り」にまつわる文化財や行事を開設する。文化財も伝統行事もたくさんある。滋賀出身であることを誇る。2024/08/31