サードカルチャーキッズ―国際移動する子どもたち (新版)

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サードカルチャーキッズ―国際移動する子どもたち (新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 464p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784883199211
  • NDC分類 371.5
  • Cコード C0037

出版社内容情報

各国で翻訳出版され、インターナショナルベストセラーとなった原著「THIRD CULTURE KIDS: Growing Up Among Worlds」の第3版に従って加筆・修正を行い、クロスカルチャーキッズ(CCK)の項目を加えました。

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*サードカルチャーキッズ(TCK):国際移動を繰り返し、さまざまな国や文化の影響を受けながら独自の生活体験をしてきた子どもたち
*クロスカルチャーキッズ(CCK):グローバル化した世界の中でTCKの枠に収まらない、多文化で生きる子どもたち
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本書では実際の体験談を通して、「落ちつかない、根無し草のような生活感覚」を持つTCKの抱える問題点を一つひとつ詳しく分析し、社会学的・心理学的・教育的観点から解決方法を探り、新たな道筋を付けています。

親の国の文化でもなく、住んでいた国の文化でもない「間(はざま)の文化」で育ち、アイデンティティに揺れる世界中のTCK、そしてその家族の皆さんに「自分という存在が突然世界から消えてしまったような、そんな思いを抱えているのは自分(我が子)だけではない」と気づかせてくれる一冊です。

TCK当事者である帰国生、海外赴任経験のある親御さん、身近にこのような環境にいる友人や親戚を持つ方、帰国生を対象とする教育関係者の皆さん、日本語教育関連機関関係者、児童生徒の第二言語学習のサポートにあたる方々に、ぜひご一読いただきたい必携の書です!

内容説明

サードカルチャーキッズとは…国際移動を繰り返し、さまざまな国や文化の影響を受けながら独自の生活体験をしてきた子どもたち。親の国の文化でもなく、住んでいた国の文化でもない、間文化(サードカルチャー)で育つ。

目次

第1章 サードカルチャーキッズの世界を理解する(私のうちはどこ?―エリカの話;サードカルチャーキッズとは?;クロスカルチャーキッズとは? ほか)
第2章 サードカルチャーキッズの特徴(利点と難点;人格的な特徴;実践的な能力 ほか)
第3章 サードカルチャーキッズの道のり(過渡期の経験;「故郷」に帰る―帰国;家族で「過程」を楽しむ ほか)

著者等紹介

ポロック,デビッド・C.[ポロック,デビッドC.] [Pollock,David C.]
ハウトン大学大学院名誉教育学博士。20年以上にわたり、TCKとATCKへの活動に従事。インタラクション・インターナショナル、グローバル・ノマド・インターナショナル創設者の一人。TCK、その両親、また企業や団体向けに世界各地でセミナーを実施。2004年4月没

リーケン,ルース=ヴァン[リーケン,ルースヴァン] [Van Reken,Ruth E.]
宣教師の子どもとして幼少期を海外で過ごし、自らの子どもや孫たちもTCKである。30年以上、国際間移動をする家族にまつわる問題について世界各地で講演をし、近年はTCKの経験に関する知見を、諸般の事情から多文化環境で育つ子どもたちにも活用する道を探究している。米国NPO法人「ファミリーズ・イン・グローバル・トランジション(FIGT)」の共同設立者及び元代表

ポロック,マイケル・V.[ポロック,マイケルV.] [Pollock,Michael V.]
父デビッド・C.ポロックの仕事の関係でTCKとして育つ。ロヨラ大学教育学修士。教員免許とコーチングの資格を持つ。妻とともに3人のTCKを中国で育て、2012年に米国に帰国した。TCKのためのコーチングとコンサルティングを提供する米国NPO法人「ダラージャ」の設立者。米国NPO法人「ファミリーズ・イン・グローバル・トランジション(FIGT)」の理事を2年間務めた。現在は駐在員のためのオンラインコミュニティ「アイ・アム・トライアングル」の理事を務めている

嘉納もも[カノモモ]
父親の転勤により3歳でロンドンに渡航、4歳から15歳までをパリで過ごす。日本に帰国後は神戸の私立女子校に編入し、関西学院大学社会学部、同大学大学院修士課程を卒業。トロント大学博士課程に留学し社会学博士号(Ph.D.)を取得する。専門はエスニシティ研究、博士論文はトロント市在住の日本人家庭における子どもの社会化がテーマ。京都女子大学現代社会学部准教授を経て、2009年から2020年までトロント大学のMunk School of Global Affairs and Public Policyにてエスニシティ研究プログラムの事務局長を務める。現在はトロント郊外でフリーランスの通訳・翻訳業を営みながらカナダ人の夫と愛犬と暮らしている

日部八重子[カベヤエコ]
3人のTCKの母。フランス人の夫の仕事の関係でフランス・日本・アメリカ・シンガポールに住み、子育てをする。現在はテンプル大学ジャパンキャンパスとメリーランド大学オンラインコースで留学生や継承語学生に日本語を教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

17
Third Culture Kids: Growing Up Among Worlds (3rd edition 2017). 日本語版新版(2023)。親の仕事や結婚の都合で、親の文化や母国とは異なる環境で、発育の段階を過ごした子供やその後の大人。パスポート国への帰属意識や実際に育った文化の違いの影響が研究対象となる。この様に母国のものでなく、現地のものでなく、狭間の第三の文化の事をサードカルチャーという。さらに18歳までに2つ以上の文化圏に長期間深い関わり生活した場合、クロスカルチャーキッズと呼ぶ。2023/08/06

安土留之

1
さまざまな事例が紹介されており、興味深く読んだ。でも、相反する事例が出てきて、よくわからない。たとえば、いろいろわたり歩いてきているので、性急に人間関係を構築しようとする子もいれば、どうせまた別れるだからと人間関係構築に臆病になる子もいる、という。あるいは、経験豊富で早熟ではあるが、親からの自立が遅れ思春期が長期化するという。  エスノグラフィーならば、少数の事例をもっと深く観察、考察すべきだし、そうでないなら、社会学的、心理学的分析をして、仮説でいいから全体像を提示して欲しかった。2024/05/21

hoven

0
いい本だとおもったが、記述なのか翻訳に問題があるのか、雑な文章がある。P10 何々生まれの何人と書かれてるが、なぜかカナダ生まれのアフリカ人とアフリカだけ地域名が記されてる。国際理解のための本だと思うのだが、なぜ雑に地域名を書いたのか。カナダ生まれのナイジェリア人、カメルーン人と国名を書けばいいのに。その他に何々生まれのアジア人、アフリカ人とまた地域名を書いてる箇所がある。ヨーロッパ人とか北米人とかは書かないのに。その他にスコットランドとイギリスの取り扱いとか、なんだかなあと思う部分があった。2024/04/11

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