内容説明
どの言葉を選び、どんな言い方をするか。かつて会話とは、知性と礼節と諧謔の織りなすゲームであった。それを知り尽くした東京人の話しことばが持つ、恥じらいとユーモア、感情をむきだしにしないスマートさ、歯切れの良さ。十四代つづく生粋の東京っ子が、その心意気と消えゆく言い回しを記した貴重な一冊。
目次
あいそがない
ありがた山
いんぎがいい
いらっしゃい
うれいまみえ
うならかす
えっとこさ
えんきりえのき
おしろこ
おとりもち〔ほか〕
著者等紹介
林えり子[ハヤシエリコ]
東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、編集業を経て文筆生活に入る。著書に「川柳人川上三太郎」(第11回大衆文学研究賞)他がある
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