出版社内容情報
出島に現れた阿蘭陀船と偽装したイギリス船。人質も取られ、鉄砲も飛び交う。重蔵は仲間を総動員して長崎の防衛に立ち上がるが……。
内容説明
出島に数年ぶりの外国船がやってきた。阿蘭陀船かと喜んだ長崎の町は、実はイギリス船であったと仰天する。人質も取られ、銃弾も飛び交う激しい攻防の結末は?その時長崎奉行は?奉行所与力格の重蔵は仲間を総動員して町の防衛に立ち上がるが…。シリーズのラストにして、最大の戦いが待っていた。人気シリーズ完結編。
著者等紹介
指方恭一郎[サシカタキョウイチロウ]
1961年、福岡県北九州市生まれ。龍谷大学文学部仏教学科真宗学専攻卒業。僧籍の傍ら作家としても活動している。2004年、「首」で第11回九州さが大衆文学賞大賞笹沢左保賞を受賞。11年、豪商・島井宗室と秀吉の戦いを描いた『銭の弾もて秀吉を撃て』(ダイヤモンド社)で第3回城山三郎経済小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
誰かのプリン
11
★2018/04/09
高橋 (犬塚)裕道
3
星4。幕末期の大国の横暴と小国の必死。活劇としても面白かった。2017/05/08
ねこランナー
0
ついに完結編2016/06/16
goodchoice
0
オランダ船を偽装したイギリス船が長崎に現れ、大きな問題が発生する。重蔵はその解決に力を尽くし、ついに打ち払う。そしてそれが基で主が切腹となり、それが転機で重蔵の人生が大きく変わっていく。最後はハッピーエンドで何よりだった。2016/03/02
鯖
0
シリーズ全て読みましたが、長崎を舞台にした時代小説に抱くイメージ(チャンバラが派手だとか、出島行きの遊女がホニャララとか、悪徳長崎商人が連発銃もってニタリと笑うだとか、抜け荷で薩摩が暗躍してるだとか)を全て小さくまとまめて、ひたすら地味にした感じというか…。史実寄りというより、現実はせいぜいこの程度だったんだろうなあというか。せっかく長崎が舞台なのだから、もっと派手で極彩色に、妄想爆発させて欲しかったという個人の勝手な感想。すみません。2013/09/14