感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
77
まどさんの初期の詩と散文。まどさんの散文は初めて読んだが、一風変わった視線の取り方と独特の寂しさが感じられるのが興味深い。例えば、鉛筆がのっしのっしと歩く「鉛筆」など。幼い時に両親と別れて、暮らしたことが影響しているのだろうか。詩は後年の作品のような深みはないけれど、初期の頃からスケールが大きくて、一つ一つの存在の大切さを表現する詩を書いていたことが分かって、ますますまどさんが好きになった。2014/07/24
いづむ
4
こんなにシンプルな言葉でこんな豊かな世界が生まれるなんて!今はほとんど聞かない美しい言葉や表現も、イメージを更にひろげてくれます。なかでも好きな詩は「うさぎ」。生きる喜びにあふれてる。(図書館本)2014/07/11