出版社内容情報
執筆者一覧(執筆順)
刈米孝夫 川研ファインケミカル(株)
黒田 稔 第一製薬(株) 中央研究所
大渕 悟 東邦化学工業(株) 追浜研究所
松井宣也 新島学園女子短期大学
鈴木敏幸 花王(株) 東京研究所
(現)花王(株) 研究所
出口勝彦 花王(株) 家庭品研究所
(現)花王(株) 購買部門原料部
濱村 保 第一工業製薬(株)
恒川富志男 三洋化成工業(株) 繊維加工研究所
西村泰郎 竹本油脂(株) 第二事業本部
山田雅彦 竹本油脂(株) 第二事業本部
小木曽脩 竹本油脂(株) 第二事業本部
服部健一 服部分散技術研究所・中央大学理工学部
永山升三 共立女子短期大学
(元)共立女子総合文化研究所
間宮富士雄 日本シービー・ケミカル(株)
桐生春雄 桐生技術士事務所
(執筆者の所属は,注記以外は1990年当時のものです)
構成および内容
第1章 界面活性剤の開発 刈米孝夫
1.はじめに
2.陰イオン性界面活性剤
2.1 アルキルベンゼンスルホン酸塩
2.1.1 製法
2.1.2 性能
2.1.3 その他一般的性状
2.1.4 応用
2.2 アルキル硫酸塩
2.2.1 製法
2.2.2 性能
2.2.3 その他一般的性状
2.2.4 応用
2.3 ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
2.3.1 製法
2.3.2 性能
2.3.3 その他一般的性状
2.3.4 用途
2.4 アルカンスルホン酸塩
2.4.1 製法
2.4.2 性能
2.4.3 用途
2.5 ポリオキシエチレンアルキルエーテルメチルカルボン酸塩
2.5.1 製法
2.5.2 性能
2.5.3 その他の特性
2.5.4 用途
2.6 アルキルリン酸塩
2.6.1 製法
2.6.2 性能
2.6.3 その他一般的性状
2.6.4 用途
2.7 アシロイルメチルタウレート
2.7.1 製法
2.7.2 性能
2.7.3 用途
2.8 イセチオン酸脂肪酸エステル塩
2.8.1 製法
2.8.2 性能
2.8.3 用途
2.9 ジ-Na-モノポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホサクシネート
2.9.1 製法
2.9.2 性能
2.9.3 用途
3.非イオン性界面活性剤
3.1 ポリオキシエチレンアルキル(またはアルキルフェニル)エーテル
3.1.1 製法
3.1.2 性能
3.1.3 その他の特性
3.1.4 用途
3.2 シュガー脂肪酸部分エステル
3.2.1 製法
3.2.2 性能
3.2.3 用途
3.3 ポリグリセリン脂肪酸部分エステル
3.3.1 製法
3.3.2 性能
3.3.3 用途
4.両イオン性界面活性剤
4.1 N-アシルアミドプロピル-N,N-ジメチルアンモニオベタイン
4.1.1 製法
4.1.2 性能
4.1.3 用途
4.2 N-アシルアミドプロピル-N',N-ジメチル-N'β-ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタイン
4.2.1 製法
4.2.2 性能
4.2.3 用途
5.陽両イオン性界面活性剤
5.1 モノアルキルトリメチルアンモニウムメトサルフェート
5.1.1 製法
5.1.2 性能
5.1.3 用途
5.2 カチオン化セルロース
5.2.1 製法
5.2.2 性能
6.その他
6.1 陰イオン性界面活性剤
6.2 非イオン性界面活性剤
6.3 両イオン性界面活性剤
6.4 陽イオン性界面活性剤
7.おわりに
第2章 界面活性剤の応用
1.医薬品分野の界面活性剤利用技術 黒田 稔
1.1 はじめに
1.2 医薬品分野の特殊性
1.2.1 医薬品の承認・許可制度
1.2.2 医薬品に使用できる界面活性剤
1.2.3 医薬品の製造設備と品質管理
1.2.4 医薬品の品質保証
1.3 医薬品分野の界面活性剤利用技術
1.3.1 注射剤に用いる界面活性剤の利用技術
1.3.2 経口剤に用いる界面活性剤の利用技術
1.3.3 外用剤に用いる界面活性剤の利用技術
2.農薬工業と界面活性剤 大渕 悟
2.1 はじめに
2.2 農薬工業と界面活性剤
2.3 農薬製剤型の動向
2.3.1 フロアブル剤(Flowable,Suspension concentrate)
2.3.2 EW剤(Emulsion,oil in Water )
2.3.3 サスポエマルション製剤
2.3.4 ドライフロアブル(Dry flowable)
2.3.5 マイクロエマルション
2.3.6 アジュバント
2.4 おわりに
3.食品用乳化剤 松井宣也
3.1 はじめに
3.2 天然乳化剤
3.2.1 レシチン
3.2.2 サポニン,ステロイド系
3.3 食品用乳化剤の結晶抑制効果
3.4 最近の加工食品への応用
3.5 おわりに
4.化粧品工業の界面活性剤 鈴木敏幸
4.1 はじめに
4.2 化粧品で使用される界面活性剤
4.2.1 化粧品の歴史的変遷と界面活性剤
4.2.2 化粧品で使われる界面活性剤
4.3 化粧品の種類と界面活性剤
4.3.1 洗浄用化粧料と界面活性剤
4.3.2 整肌,保護化粧料と界面活性剤(乳化と構造形式)
2.3.3 仕上げ化粧料と界面活性剤
4.4 香料と界面活性剤(可溶化)
4.5 おわりに
5.トイレタリーと界面活性剤 出口勝彦
5.1 はじめに
5.2 洗浄剤の市場動向
5.2.1 ハウスホールド製品
5.2.2 パーソナルケア製品
5.3 界面活性剤の種類とその動向
5.3.1 衣料用合成洗剤
5.3.2 柔軟仕上げ剤
5.3.3 台所用合成洗剤
5.3.4 シャンプー
5.4.5 ヘアリンス
5.4.6 洗顔料/ボディシャンプー
5.4 おわりに
6.合成ゴム・合成樹脂用界面活性剤 刈米孝夫
6.1 はじめに
6.2 乳化重合用乳化剤・分散剤
6.2.1 乳化剤としての選択
6.2.2 乳化剤のアルキル鎖長の影響
6.2.3 乳化剤の濃度の影響
6.2.4 不飽和結合の影響
6.2.5 乳化剤
6.2.6 超微粒子ポリマーラテックスの生成
6.2.7 乳化重合処方例
6.2.8 分解性乳化剤
6.3 ラテックス添加用界面活性剤
6.3.1 機械的安定性の改質
6.3.2 化学的安定性の改質
6.4 練込用および塗布用帯電防止剤
6.4.1 練込用帯電防止剤
6.4.2 外部塗布用帯電防止剤
6.4.3 防曇剤
7.繊維用染色助剤 濱村 保
7.1 はじめに
7.2 一浴精錬染色助剤
7.2.1 綿の反射性染色における一浴精錬染色法について
7.2.2 ポリエステル繊維の一浴精錬染色
7.3 染浴添加によるポリエステル繊維の改質
7.3.1 難燃改質
7.3.2 耐光性改質
7.4 おわりに
8.繊維加工用界面活性剤 恒川富志男
8.1 はじめに
8.2 柔軟仕上剤
8.2.1 柔軟仕上剤の作用
8.2.2 使用される界面活性剤の疎水基の特徴
8.2.3 使用される界面活性剤のイオン性
8.2.4 使用されるおもな界面活性剤
8.3 帯電防止剤
8.3.1 帯電防止剤としての界面活性剤の作用
8.3.2 帯電防止剤の要求特性
8.3.3 帯電防止剤として使用される界面活性剤
8.4 はっ水剤
8.4.1 一時性はっ水剤
8.4.2 耐洗濯性はっ水剤
8.5 その他の仕上げ加工剤
8.5.1 衛生加工剤
8.5.2 合成繊維の吸水加工剤
8.6 界面活性剤の皮膚刺激性
8.7 おわりに
9.合成繊維製造用界面活性剤 西村泰郎・山田雅彦・小木曽脩
9.1 はじめに
9.2 合成繊維の製造工程と工程油剤
9.2.1 非衣料-産業資材用油剤
9.3 合成繊維フィラメント油剤
9.3.1 加工糸用紡糸油剤
9.3.2 織物用紡糸油剤
9.3.3 後工程油剤
9.3.4 産業資材繊維用紡糸油剤
9.3.5 スパンデックス用油剤
9.3.6 炭素繊維用油剤
9.4 ステープル用油剤
9.4.1 紡糸油剤
9.4.2 紡績油剤
9.4.3 非紡績用途用油剤
9.5 おわりに
10.高性能AE減水剤(スランプロス防止型の高性能減水剤) 服部健一
10.1 はじめに
10.2 高性能AE減水剤の誕生と認知の早さ
10.3スランプロスとは
10.4 スランプロス防止法
10.4.1 分散剤の分割添加法
10.4.2 粒状分散剤による方法
10.4.3 流動化コンクリート
10.5 高性能AE減水剤
10.5.1 製法
10.5.2 プレカーサーのアルカリによる分解速度に影響する因子
10.6 応用
10.6.1 高強度コンクリートへの応用
10.6.2 締め固め不要コンクリートへの応用
10.7 高性能AE減水剤の性能基準
10.8 おわりに
11.洗浄用界面活性剤 永山升三
11.1 はじめに
11.2 衣料用ヘビーデューティー粒状洗剤
11.3 衣料用ヘビーデューティー液体洗剤
11.4 衣料用ライトデューティー洗剤
11.5 台所用洗剤
11.6 洗浄用界面活性剤
11.6.1 アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)
11.6.2 アルキル硫酸塩(AS)
11.6.3 アルキルエーテル硫酸塩(AES)
11.6.4 アルファオレフィンスルホン酸塩(AOS)
11.6.5 α-スルホ脂肪酸メチルエステル(α-SF)
11.6.6 アルキル(ポリエチレン)グリコールエーテル(AE)
11.6.7 アルキルアミンオキシド(AO)
11.6.8 脂肪酸アルカノールアミド
11.6.9 ジアルキルジメチルアンモニウム塩
11.7 ビルダー
11.7.1 ゼオライト
11.7.2 ポリカルボン酸
11.7.3 ニトリロトリ酢酸
11.7.4 クエン酸
11.8 漂白剤とその補助剤
11.8.1 漂白剤
11.8.2 漂白助剤
11.8.3 漂白剤安定化剤
11.9 酵素
11.10 蛍光増白剤
12.防錆剤用界面活性剤 間宮富士雄
12.1 はじめに
12.2 油溶性防錆剤
12.2.1 カルボン酸
12.2.2 カルボン酸塩およびスルフォン酸塩
12.2.3 アミン
12.2.4 エステル
12.2.5 リン酸エステル
12.2.6 その他
12.3 水溶性防錆剤
12.3.1 ホスホン酸塩
12.3.2 フィチン酸塩
12.3.3 その他
12.4 気化性防錆剤
12.4.1 鉄鋼用
12.4.2 銅用
12.4.3 亜鉛用
13.塗料・印刷インキ工業用界面活性剤 桐生春雄
13.1 はじめに
13.2 コーティング材料の体系と界面活性剤
13.3 コーティング材料に利用される界面活性剤の作用機作と用途
13.4 界面活性剤によるコーティング材料の制御機構について
13.5 表面・界面の制御と界面活性剤
13.5.1 バルクと表面との関係
13.5.2 コーティング系の表面・界面の問題
13.6 おわりに
14.切削油用界面活性剤 間宮富士雄
14.1 不水溶性切削油
14.1.1 鉱物油
14.1.2 極圧添加剤
14.1.3 油性向上剤
14.1.4 防食剤
14.2 水溶性切削油
14.2.1 乳化剤・可溶化剤
14.2.2 腐食抑制剤
14.2.3 防腐剤
14.2.4 ナフテン酸抽出用Napex液からのエマルジョン
14.2.5 豚脂の蒸留分を使ったエマルジョン
14.2.6 チタン合金など特殊被削材用の切削油
14.2.7 殺菌剤,バクテリア抑制剤を含むエマルジョン
14.2.8 さび止め添加剤を含むエマルジョン
14.2.9 透明な切削油
14.2.10 アルキロールアミンを主剤とする切削油
目次
第1章 界面活性剤の開発(陰イオン性界面活性剤;非イオン性界面活性剤;両イオン性界面活性剤;陽イオン性界面活性剤;その他)
第2章 界面活性剤の応用(医薬品分野の界面活性剤利用技術;農薬工業と界面活性剤;食品用乳化剤;化粧品工業の界面活性剤;トイレタリーと界面活性剤 ほか)
著者等紹介
刈米孝夫[カリヨネタカオ]
川研ファインケミカル(株)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。