出版社内容情報
さまざまな色彩を含み、この世の豊饒を一つ一つ歌に刻んだただよう美意識と色彩感覚、この世の豊饒を一つ一つ歌に刻んだうたびと
歌集の中のしなやかで美しい、脱ぎ捨てられた羅そのもののような恋歌は、それでもやはりこの広やかな世界の頂点を飾るものであろう。それは日常生活の中で「和服を纏う」美意識からつながっている。初めに述べた色彩の豊かさも、これとつながるであろう。彼女の恋歌の特徴は、脱ぎ捨てられた羽衣によって想像するようになっている。(草壁焔太氏跋文より)
宮澤 慶子[ミヤザワ ケイコ]
著・文・その他
目次
花びらが零れないように
黄蝶
和服を纏う
懸命に生きる
羅
白樺の林が動く
ルルル、娘親子が来る
何事もなかったような白い指
ヨーイドン
アスパラガス〔ほか〕
著者等紹介
宮澤慶子[ミヤザワケイコ]
新潟県生まれ。五行歌の会同人。近鉄文化サロン上本町教室講師。奈良五行歌会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。