内容説明
地球温暖化の現状、飲料水の世界的不足、環境汚染の生物体への影響、地球環境浄化のための先進国と途上国の協同、など、地球の健全化へ向けて今後の先進国の役割について提案した。
目次
第1章 地域環境問題から地球環境問題への転換(日本の公害問題の経緯;エネルギーの消費 ほか)
第2章 日本の水事情(日本の水道水の水源;上水道の仕組み ほか)
第3章 有害化学物質の環境汚染(カネミ油症事件がもたらした有害化学物質への教訓;ダイオキシン類の健康被害 ほか)
第4章 地球環境の健全化へ向けた人類の役目(地球上の人口の増大に対する食糧問題とエネルギー問題;経済発展に伴う効率的なエネルギーの利用 ほか)
著者等紹介
田中英樹[タナカヒデキ]
1966年、兵庫県立工業奨励館(試験所)に入館。1968年、兵庫県立公害研究所へ異動。1983年、環境庁赤潮予察調査委員会委員。1989年、世界閉鎖性海域環境保全会議(EMECS)設立協力員。1990年、兵庫県に設立される高輝度放射光設立委員会委員(Spring‐8)。兵庫県立衛生研究所へ異動、食品薬品部次長、生活環境部部長、疫学情報部部長。2002年、ひょうご環境創造協会環境交流センター所長に就任。兵庫県県民政策部生涯学習講師。2003年、同協会環境技術部次長へ異動。2005年、同協会を退職。セコム株式会社取締役に就任。2008年、ひょうご環境創造協会出前教室学習講師。1985年、工学博士号取得(大阪府立大学)。2001年、兵庫優秀職員表彰。1987年、専門家等中期研修修了。1989年、タイ国立研究・研修センター設立のための建設及び備品類選定作業協力。2004年、JICA草の根技術協力で閉鎖性海域の水質モニタリング計画策定のためブラジル・パラナ州へ派遣、カソリック大学などとの共同調査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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