出版社内容情報
最強のイギリスを相手に、8年間にわたった独立戦争で、「無から作り出された」アメリカ軍が、「ほとんどの戦闘に敗北したにもかかわらず、戦争に勝利した」核心を描く。
「アメリカ独立戦争は、ボストン郊外のレキシントンとコンコードにおいてイギリス軍とアメリカ民兵軍が軍事衝突した1775年4月から、パリで講和条約が締結された1783年9月まで8年余り戦われたアメリカ史上2番目に長い戦争であった。奴隷を含めて総人口が250万人だった北米13の植民地は、「家庭」と「大義」を守るために、イギリスを相手に、北はカナダから南はフロリダまで、東は大西洋から西はミシシッピ河までの広い範囲において戦った。アメリカ独立戦争は、植民地人が自由と独立を求めて立ち上がり成功した近代初の革命戦争であった。その結果、人民主権と代議制を中核とする共和主義が確立された」(「訳者あとがき」より)
内容説明
「無から作り出された」アメリカ軍が、「ほとんどの戦闘に敗北したにもかかわらず、戦争に勝利した」パラドックスの本質を描く。
目次
戦闘への序曲
「イギリス軍」の派遣
カナダでは敗北したが、カロライナでは死守する
デラウェア河へ、しかし退却
厳しい逆境
戦闘と同盟に対する失望
燃える辺境地
海戦
失意のどん底へ
南部の復活
ヨークタウンの戦い
炎も消え、残り火も消える
まとめ
著者等紹介
松田武[マツダタケシ]
1945年に生まれる。大阪外国語大学英語学科、米国ウィスコンシン大学、京都大学大学院文学研究科現代史講座で学び、1979年、ウィスコンシン大学大学院歴史学科博士課程修了(Ph.D.アメリカ史専攻)。現在、大阪外国語大学地域文化学科アメリカ講座教授。テキサス大学フルブライト客員教授(1986年)、英国ケンブリッジ大学ウルフソンカレッジ客員研究員(1996年)、ハーバード大学エドウィン・ライシャワー日本研究所客員研究員(1996年)、ウッドロー・ウィルソン国際学術センター客員研究員(2001‐2年)。国際交流基金日米センターアベフェローシップ・プログラム委員・委員長、アメリカ学会理事、関西日米交流フォーラム幹事、特定非営利活動法人エルダーホステル協会会長
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