内容説明
ラジカルな思考や文化は世界を変えられるか!英労働党への対抗として、政治的なオルタナティブを常に意識して展開された知識人による思想運動のすべて。カルチュラル・スタディーズとして甦る運動の本質。中国の文革世代が苦渋に満ちた筆致で綴る初の通史。
目次
プロローグ なぜニューレフトなのか
第1章 ニューレフトの形成
第2章 伝統と文化1957‐1962年
第3章 社会と政治1963‐1969年
第4章 歴史と理論1970‐1977年
エピローグ ニューレフトから新しい社会運動へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keepfine
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3章。60年代イギリスで労働者統制運動(民主的計画化)は、マンデルらが階級闘争の中心的課題が分配から生産へ移ったと論じられたラディカルな運動だったが、現実に労働者の関心は統制より賃金にあったため失敗。政治運動としてのニューレフトの第二の敗北。背景には労働党主義や「中心」の欠落があり。ビクトリア時代の帝国主義を謳歌した社会機構の中で暮らした労働者とインテリゲンチャ。彼らの精神と状況の影を常に引きずって存在したのが労働党。中心に関しては、ウェーバーデュルケムルカーチグラムシレーニンのような思想家は現れなかった2023/06/13
spikyhair
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