新潮文庫<br> 正欲

個数:
電子版価格
¥935
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
正欲

  • 朝井 リョウ【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 新潮社(2023/06発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 16pt
  • ウェブストアに805冊在庫がございます。(2025年05月03日 22時25分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101269337
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその?がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。

内容説明

自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな―。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。第34回柴田錬三郎賞受賞!

著者等紹介

朝井リョウ[アサイリョウ]
岐阜県生まれ。小説家。『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。『何者』で第148回直木賞、『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞、『正欲』で第34回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kanonlicht

483
昨今、多様性が大切と言われるようになり、いわゆるマイノリティとされる人たちへの理解と権利拡充が社会課題にもなっているけれど、この先どれだけ理解が進んだとしても、当事者の本当の気持ちをそうでない人たちが知ることは難しいんだろうな(だからといって理解しようとする努力が無駄だとは思わないけど)。こんな人間の根幹にある問題をいろんな立場の人の視点をより合わせて小説にしてしまう著者はすごい。願わくば、肩身の狭い思いを抱える人たちが心から信頼し合える同士とつながりあえますように。2023/08/06

みこ

349
正欲。人として正しい性欲とは何なのか。主に三人の複数の視点で物語は進む。それぞれ別々の世界の住人と思われた三人がやがて交わるようになり、我々の価値観も揺るがされる。どんな感想を書いても自分にブーメランが帰ってくるような「何者」と同じくらい意地の悪い小説である。個人の価値観を周りに押し付けることは以ての外だが、理解を押し付けることも人を傷つけかねないことの思いを寄せなければならない。ATフィールドは今も昔も存在する。2023/07/13

はにこ

345
この本を初めて読んだときは八重子が不快だったんだけど、二回目読んだら田吉とか夏月のショッピングモールの女の方がよほど不快だと気付く。もちろん押し付けの理解は好きじゃないけどこれもこの人の考え方。だけど 田吉達は露骨にマイノリティーを蔑む。それが何か嫌だった。もちろん人に危害を加えたり迷惑かけるのは良くない。でもそうしなきゃ欲を満たせない人はやはり我慢するしか無いのか。2023/11/22

Apple

341
多様性を謳う社会の、非常に脆いポイントをついたような小説だと思いました。結局、正しいもの(マジョリティ)•新たに認めるもの•それでも認められないもの、という3つの構造になってやしないか?と考えさせられました。ある倒錯を抱えた登場人物たちが感じているように、なんらかの繋がりができるというのがまず大事なのかなと思いました。物語は後味の悪いかたちで終わってしまったわけですが、寺井啓喜や八重子といた正しい側の面々も、なにか考えるきっかけを得たのではないかと思われるようなわずかな希望のある終わりだと感じました。2023/11/18

ゆきこっち

340
『正欲』まさにピッタリくるタイトル。なるほどね。2023/09/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21248535
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品