内容説明
レヴィナスにとっては宗教も哲学も、「他なる人間」との関係の意味を考えるために、欠かすことのできない二つの道だった…。豊富な訳注とわかりやすい解説。
目次
超越と知解可能性
エマニュエル・レヴィナスとの対話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れどれ
2
行き届いた懇切丁寧な訳注がなければ何が語られているのだかさっぱりわかったものではないし、実のところ訳注を参考にしても何が語られているのだかてんでわかったものではないのだった。レヴィナス当人の明晰さよりいっそ、この晦渋な思想を読み解きかみ砕き敷衍してくだすっている研究者の面々に頭の下がる思いだ。まだまだ、そちらにお世話になろう。まだまだ、この本は自分には早かった。2019/09/22
砂
1
「もちろん「汝殺すなかれ」は、「汝は、他なる者が生きられるよう、あらゆることをなせ」ということです。」(52)2014/09/28