内容説明
日本女性は海外で「イエローキャブ」と呼ばれている?この虚説が情報社会に投げ込まれたとき、マスメディアによる大規模な差別行為が始まった。性・人種・エイズに対する日本型センセーショナリズム・「イエローキャブ現象」を徹底解体。
目次
第1部 検証『イエローキャブ』―「ノンフィクション」はいかに作られたのか(最初の疑問―ニューヨークから;結成「イエローキャブを考える会」;家田荘子氏への公開質問状;書かれた女性たちのその後)
第2部 検証「イエローキャブ現象」―「イエローキャブ」はいかに社会に浸透したか(女性の留学ブーム―和製差別用語「イエローキャブ」の発生;エイズパニック―「イエローキャブ=HIV感染者」という図式;黒人差別―「国人とつきあう女性=イエローキャブ」という図式)