内容説明
自然の脅威から化学薬品のリスクまで、多くの危険にさらされる食品。現代は、食生活自体による健康リスクと、個々が向き合う時代である―公衆衛生学の権威が伝える、食品の知識。
目次
「日本食品衛生」行政史
「無添加・無農薬」の思想を考える
安全とはなにか「絶対安全」と「科学的安全」
危害要因(有害物質)を考える
生物学的危害要因(有害生物)
化学的危害要因
致死毒性の危険が最高 自然毒危害要因
物理化学的危害要因
免疫学的危害要因・免疫毒性(アレルギー反応)
遺伝子組替え食品は危害要因か〔ほか〕
著者等紹介
小林勇[コバヤシイサム]
昭和3(1928)年生まれ、医学博士(公衆衛生学)神奈川県立平塚工業学校応用化学科卒。陸軍予科士官学校六十一期甲生徒より復員。星薬学専門学校卒。国立公衆衛生院を経て、川崎市衛生研究所。元日本公衆衛生学会評議員9期27年。日本社会医学会名誉会員。元ユーコープ商品検査センター所長。平成20(2008)年80歳引退。文学歴:山岸外史日本リアリズム文学研究会会員、かわさき文学賞受賞。かわさき文学賞予備選考委員。元川崎文学賞の会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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