内容説明
長年にわたりヘーゲル研究によるマルクス思想の復権を探求しつづけてきた著者会心の労作!政治的国家と市民社会の分離・二重化の構造を、「資本論」と「法の哲学」の論理構造の解読から解き明かし、マルクス理解の新展開を示す。
目次
プロローグ 意志―歴史における観念的な原動力の唯物論的分析
1 占有、所有および契約
2 不法、道徳および法律の関係
3 ヘーゲルの家族観とその検討
4 市民社会、雇用契約から支配=従属関係へ
5 ヘーゲルの国家体制論の検討―あわせて近代国家の支配構造、その他
6 マルクス主義の国家論の検討
エピローグ テキストについて
著者等紹介
津田道夫[ツダミチオ]
1929年、埼玉県生まれ。マルクス主義研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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