進化するエネルギービジネス―100%再生可能へ!ポストFIT時代のドイツ

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784880280950
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C3050

内容説明

ポストFIT時代に突入した、「ビジネスとしての欧州再エネ」の新側面に迫る!自然と調和する持続可能な発電設備のデベロップメントから、自家消費、直売、VPP、系統の柔軟化、デジタル化、セクターカップリングまで。欧州在住ジャーナリストがエネルギー自立の進化を現場からレポート。分散型エネルギー社会実装によって変容するエネルギービジネスはどこへ向かうのか!?

目次

第1部 再生可能エネルギーと自然保全の共存―持続可能な再生可能エネルギーとなるために(日本における再エネ開発の問題と改善のための手がかり;再生可能エネルギーと自然保全の両立)
第2部 「ポストFIT」のエネルギーヴェンデの新ビジネス―ドイツにおける再エネの電力システムへの統合(安価な再エネ電力の直接消費によるビジネス;ドイツの直接販売業とVPPのビジネス;ドイツの系統柔軟化に関わる市場とビジネス;セクターカップリング~エネルギーヴェンデを完結させるための戦略)

著者等紹介

村上敦[ムラカミアツシ]
ドイツ・フライブルク市在住ジャーナリスト、環境コンサルタント。1971年生まれ。執筆、講演などでドイツの環境・エネルギー政策、都市計画制度を日本に紹介。持続可能なまちづくりを考えるイニシアチブ一般社団法人クラブヴォーバン代表

滝川薫[タキガワカオリ]
スイス・シャフハウゼン州在住ジャーナリスト、植栽設計士。1975年生まれ。スイスとドイツ語圏地域の持続可能なエネルギー、建築、地域づくり、環境への取り組みを、執筆、視察、通訳・翻訳を通じて日本に紹介。スイスでは庭園の植栽デザインに携わる

西村健佑[ニシムラケンスケ]
ドイツ・ベルリン在住通訳・コンサルタント。1981年生まれ。エネルギー市場や政策の調査、日本からの訪問のアレンジや通訳を行う。環境ビジネスオンライン、新エネルギー新聞ではドイツの情報を伝える記事を連載中

梶村良太郎[カジムラリョウタロウ]
ドイツ・ベルリン市在住コミュニケーション・コンサルタント。1982年生まれ。ビーレフェルト大学大学院メディア学科卒。ドイツ再生可能エネルギー機関勤務。広報、PRなどを通じて、ドイツにおける再生可能エネルギーの最新情報をマスコミ、行政、企業などに提供し、議論づくりにかかわる

池田憲昭[イケダノリアキ]
ドイツ・ヴァルトキルヒ市在住日独森林環境コーディネーター。1972年生まれ。森林や木材、グリーンインフラ、地域創生などの分野のドイツ視察セミナー開催、日独プロジェクトサポート。日独企業向けの異文化マネージメントトレーニングも行う。ドイツのArch Joint Vision社、日本のSmart Sustainable Solutions株式会社代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

westwing

2
新たなエネルギービジネスの最先端をいくドイツ。再生可能エネルギーを基幹エネルギーとし、風力、太陽光など不安定な電源を蓄電池の調整力で補う。日本では大きな課題である系統余力をIOTでカバーする。太陽光が敷設可能な敷地がどれくらいあるか、隣国と地続きでことなど、ドイツと日本の事情は異なるが、長期的ビジョンと政治的決断、地域活性化など学ぶことが多い。2018/10/17

YasuZo

1
ドイツは都市計画と自然保護が密接に繋がっており、再生可能エネルギーと自然保全の両立がなされている。例えばソーラーパネル周りは半自然、近自然の状態で草原や草花があり、絶滅種の動物さえ住み着いている。またソーラーパークやウィンドパークが市民参加のプロジェクトとなっていて、自然保護をより身近に感じることができる。エネルギー産出の改善についても日本とは異なり、よりシステマチックにエネルギービジネスモデルが確立されており、日本も見習なければならない。2021/04/02

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