もう一つのソニー自叙伝―ソニーにおける労働者のたたかいと記録

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784880239095
  • NDC分類 366.628
  • Cコード C0036

内容説明

ソニー(株)は、創立四五周年に際して、ソニー創立四五周年記念誌『源流』を、同五〇周年に『GENRYU源流』を発行した。その後、これを底本とした『ソニー自叙伝』がワック社から発行され、一般書店をつうじて販売された。ソニーが今日あるのには、斬新な着想や経営戦略があったことを否定するつもりはないが、生産を支えた多くの労働者の存在なしには語れないはずである。ソニー労組(当時は東京通信工業労組)の結成を直接目撃し、一九七五年に退社するまで、同労組青年婦人部長、中央執行委員などを歴任した者として、労働者の奮闘かつ苦闘ぶりを語る責任を痛感していた。そこで、かつて労働関係などの雑誌に発表した論文などを一書にまとめ、あえて書名も『もうひとつのソニー自叙伝』として世に問うことにした。

目次

1 ソニー労組のたたかいの歴史と役割、これからの課題を考える
2 会社と第二組合の攻撃のなかで
3 ソニーにおける合理化の実態
4 ソニーの搾取形態
5 ソニーの「人間尊重」経営批判
6 ルポルタージュ 工場と寮と学校の三角形
7 ルポルタージュ 分裂から統一へ 電機労働者の要求とたたかい
8 ソニー労働者の時短闘争
9 ソニーにおけるKJ法、労務管理
10 「学歴無用論」の真相

著者等紹介

川上允[カワカミマコト]
1938年生れ。1956年東京通信工業(ソニーの前身)入社。1975年同社退社。この間、ソニー労働組合青年婦人部長・中央執行委員・書記長など歴任。1975年~2001年日本共産党専従。消費税をなくす東京の会事務局長/ソニー労組品川支部OB・OG会会長
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