内容説明
全ての道は舞台に通ず。愛より速く涙より速く、舞台の上を駆け抜ける!幻の舞台『紅天狗』の上演権をめぐって命を懸ける人々の物語。奇人変人が入り乱れ、最後のステージの幕が開く。
著者等紹介
中島かずき[ナカシマカズキ]
1959年、福岡県生まれ。立教大学卒業。舞台の脚本を中心に活動。(株)双葉社に編集者として勤務すると同時に1985年4月、『炎のハイバーステップ』より座付作家として劇団☆新感線に参加。以来、物語性を重視した脚本作りで、演団公演3本柱のひとつ〈いのうえ歌舞伎〉と呼ばれる時代活劇を中心としたシリーズを担当。2003年、『アテルイ』で第47回岸田国士戯曲賞を受賞
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感想・レビュー
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やまねっと
5
なかなか面白かった。今年(2021年)に続編みたいなのが上演されるのでそれの予習で読んでみた。2003年に見なかったのが悔やまれる内容の濃さだった。 ガラスの仮面のパロディなのだけど、紅天狗の読みが「ベニテング」なのか「クレナイテング」なのかふりがながついてなくてわからなかった。 王道なストーリー展開で小ネタも満載で実際観てても楽しめたと思う。戯曲だけで舞台が見えたようだった。 今年の上演も期待しかない。2021/02/22
Nova
0
ヒロイン4人の異色芝居。ガラスの仮面未読なのでついていけるか心配でしたが十分楽しめました。2025/03/25