内容説明
ブラジル南部からウルグアイやアルゼンチンまで及ぶ範囲に、世界でもっとも広大な自然牧場「パンパ」が広がっています。そこでは「ガウチョ」という牧童が生活を営み、その独特の習慣・服装・ことばでよく知られています。ラテンアメリカの昔話でもある本書のストーリーは、そのパンパを舞台に展開します。読み進むうちに『ハーメルンの笛吹き』を思い起こす読者の方も大勢いらっしゃることでしょう。また南半球の冬の風景が描かれ、例えば、厳しい寒空は南極から吹いてきます。そのような日本の風土との違いも興味深いものです。
著者等紹介
ゴンサレス,パブロ[ゴンサレス,パブロ][Gonzalez,Pablo]
ブラジルに生まれ、1962年に来日。その後およそ40年に渡り日本各地を訪ね歩き、多くの人々、様々な物語に出会う。現在は、東京で出版業に専念
ワールマン,フリエタ[ワールマン,フリエタ][Warman,Julieta V.]
1975年アルゼンチン、ラプラタ市生まれ。ラプラタ国立大学卒業。専攻は造形芸術。ブエノスアイレス市のオスヴァルド・ハリルのアトリエで版画を研究。その後キューバへ留学し、リトグラフを学ぶ。自国内外の展覧会に出品し、多数の賞を獲得。現在ラプラタ市在住
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感想・レビュー
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