地域における痴呆健診と対策―早期なら痴呆は防げる、治せる

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地域における痴呆健診と対策―早期なら痴呆は防げる、治せる

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784880036786
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 "医学的、社会的背景を踏まえ、痴呆診療の過去と現在を鑑みて、将来的に到達すべき治療法を「地域ぐるみの早期痴呆対策」と結論づける著者が,自らの20年に及ぶ「痴呆との戦い」をこと細かに記載。今後地域と病院で早期痴呆今後地域と病院で早期痴呆対策に取り組もうという方々にとっても必ず役に立つ書籍。"

内容説明

著者は、これまでに痴呆外来患者24,000人を診療してきた。その結果、痴呆のレベルが中度痴呆の状態までに脳リハビリを開始すれば、それ以後ほとんどの例において脳機能低下を防ぐことが可能であり、また脳機能を改善させ、向上させることも難しくないということが分かってきた。本書には、過去20年に及ぶ「痴呆との戦い」がこと細かに記載してある。

目次

1 早期痴呆健診に至る布石―私の外来診療において(高齢者の現状と見方;痴呆早期診断の意義と各種テスト法の開発;浜松二段階方式簡易痴呆診断法;臨床症状から痴呆早期診断;外来患者における早期痴呆の実態;早期痴呆の病因分析と鑑別診断;PET Scanによる早期痴呆の鑑別診断;早期痴呆治療戦略と長期機能予後;難治症例に対する対策と成果)
2 地域における早期痴呆健診と対策(地域単位の早期痴呆健診の方法;地域健診の実際、成功例と失敗例;長野県下条村の10年;地域における早期痴呆の疫学;各地域における脳リハビリ教室の実際;医療経済からみた地域の早期痴呆対策)

著者等紹介

金子満雄[カネコミツオ]
昭和9年10月24日長崎県生まれ。昭和20年(11歳時)、長崎市で原爆被爆。父、長兄を失う。昭和39年、長崎大学医学部大学院終了(医学博士号取得)。昭和42年~44年、東アフリカ、ケニアへ低開発国医療援助のため出かけ、全身麻酔で1,300例の手術を行う。昭和44年~46年、アメリカ、ワシントン特別区、ジョージタウン大学医学部脳神経外科にレジデントとして勤務。昭和48年、浜松医療センター開院と同時に脳外科部長就任。以来、28年勤続。同副院長を経て、平成12年4月より同顧問。痴呆外来担当兼務。これまでに脳血管障害約5,000例の入院治療を行う。16年前より老人性痴呆の早期診断と治療に取り組み、これまでに2万5千人以上を診療
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