内容説明
ルーマニア語の世界に飛び込んだ著者。たちまちこの情感豊かな言語と、それが紡ぎだす詩や小説の虜になる。長年にわたって訳してきた数々の作品―ミルチャ・エリアーデのほとんどの小説をはじめ、リビウ・レブリャーヌ、ミルチャ・カルタレスクからルーマニアの民話やバラード、SFにいたるまで―に付したあとがき・解説・解題をまとめた、著者半生のルーマニア愛の記録。
目次
第1部 ルーマニア文学雑考(近代ルーマニア文学史概観―『東欧の想像力』より;ウルムズ、場違いのシュルレアリスト;リビウ・レブリャーヌと『大地への祈り』;リビウ・レヴリャーヌ『処刑の森』;知られざるホロコースト ほか)
第2部 エリアーデに導かれて(ルーマニア精神の星エリアーデ;ミルチャ・エリアーデの幻想;ミルチャ・エリアーデの神秘文学の秘密―『19本の薔薇』の文学的遺言をめぐって;『令嬢クリスティナ』;ミルチャ・エリアーデと妖精たちの間 ほか)
著者等紹介
住谷春也[スミヤハルヤ]
1931年群馬県生まれ。東京大学文学部卒業。出版社勤務を経て、ルーマニアに留学し、ブカレスト大学文学部博士課程修了。以後、ルーマニア文学の研究・翻訳に専念。リビウ・レブリャーヌ『大地への祈り』(1985年日本翻訳者協会特別翻訳功労賞)など訳書多数。2004年、ルーマニア文化功労コマンドール勲章受章。2007年、ナサウド市名誉市民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
帽子を編みます
Nobu A
Jessica
takao