内容説明
カフカは自らの“生”をそして“文学”を、救済できたのか―。
目次
第1章 “到着”の象徴性
第2章 “権力”との最初の闘い
第3章 リアリズムと反リアリズムの相克
第4章 “待つ”モティーフの背理
第5章 “権力”とその変成作用
第6章 使者バルナバスと“城”=権力機構
第7章 沈黙する批判精神“アマーリア”
第8章 アマーリア、生まれかかった“神話”
第9章 真夜中の対話
第10章 乱舞する隠喩
第11章 ペピーとの対話
終章 “放棄”の内的必然性
著者等紹介
三瓶憲彦[ミカメノリヒコ]
1947年東京生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了。1982年~83年、ボン大学(ドイツ)留学。現在、高崎経済大学地域政策学部教授。専攻はドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。