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出版社内容情報
7月革命の余韻覚めやらぬ1831年の初夏、ルーヴル宮殿で開催されたサロン(絵画展)に、ハインリヒ・ハイネの姿があった──民衆のうねりがヨーロッパ各地へと飛び火し、ウイーン体制を揺るがせつつある状況下、彼はどんなまなざしを芸術に向けていたのか。本巻には、サロンを記録した「フランスの画家たち」(1831年)、ドイツの読者向けにフランスの演劇と音楽を紹介した「フランスの舞台芸術について」(1837年)の2作の短編を収録。また巻頭には、青柳いづみこ氏による音楽にまつわるエッセイを収録する。好評の『ハイネ散文作品集』より、待望の続刊。
ハイネの音楽論 青柳いづみこ
フランスの画家たち──パリの絵画展 1831年
フランスの舞台芸術について──アウグスト・レーヴァルトへの手紙
編者あとがき
『ハイネ散文作品集』総目次
第6巻人名索引
目次
フランスの画家たち―パリの絵画展・一八三一年(A.シェファー;オラース・ヴェルネ;ドラクロア;ドカン;レソール;シュネッツ;L.ロベール;ドラロッシュ;補足―一八三三年;断篇)
フランスの舞台芸術について―アウグスト・レーヴァルトへの手紙(一八三七年五月、パリのさる近村にて)
著者等紹介
木庭宏[キバヒロシ]
1968年大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了。1993年博士(文学)(大阪市立大学)。2006年神戸大学名誉教授。専攻はドイツ文学、民族社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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