内容説明
米騒動、スラム、公害、住宅問題、御堂筋地下鉄、都市専門官僚制、そして防空演習…そこには、都市のモダンを生みだす、とてつもないエネルギーが満ちていた。モダン大阪の誕生。
目次
序章 日本近代都市史研究の現状と課題
第1章 都市の近代化過程
第2章 第一次世界大戦と大阪
第3章 大都市行政構造の転換
第4章 都市改造と行財政
第5章 デモクラシー状況と市政
第6章 都市と準戦時体制
附論 都市における専門官僚制の形成
第7章 関一の都市政策
附論1 関一の普選観と政党政治観
附論2 関一の社会観と経済観
終章 戦時期国土計画論の歴史的役割