内容説明
タロットに秘められた謎が、今ここに解明される―さまざまなタロットデッキの絵札をたどりながら、絵画や象徴を通じてカードの絵柄をより深く理解し、さらなる解釈を引き出し進むべき道を見つけるための書。
目次
第1部 大アルカナ(第一のアルカナ 魔術師;第二のアルカナ 女教皇;第三のアルカナ 女帝;第四のアルカナ 皇帝;第五のアルカナ 法王 ほか)
第2部 小アルカナ(棒の王;棒の女王;棒の騎士;棒の小姓;棒の10 ほか)
著者等紹介
井上教子[イノウエキョウコ]
1969年神奈川県生まれ。高校を卒業後渡米し、私立ILLINOIS COLLEGE入学。心理学を専攻したことをきっかけに、人間の文化と思想、心の問題、文化的足跡としてのタロット及び占術の研究活動にたずさわるようになる。2001年タロットによる独自の鑑定「タロットレメディ」を商標登録。2003年以降占術家ステラ・マリス・ナディアとして数々のインターネットや携帯電話向け占いコンテンツの企画・制作にたずさわる。2005年占いに関する一切の業務を請け負う株式会社ステラ・マリス・ナディア・オフィス設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宵子
1
四年以上積み本していたけど、読んだ。タロットの絵柄の意味とモチーフの解説をしたもの。辞書並に分厚いので、かなり細かく書かれている。また西洋の象徴学や歴史、美術に関心がある人にもおすすめ。ただし、個人的に逆位置の解釈は合わなかった。2015/03/11
ヴェルナーの日記
1
この手の本は、解釈の仕方で如何様にも変わるので、解説本の数だけ解釈が仕方が生じるといってもよい。 ただ、興味深かったのは、通常、小アルカナを解説する場合、AからKへと物語を綴っていくのだが、著者は逆にKからAへと解釈が進んでいく。 実は、どちらの解釈の仕方も間違いではなく、地上(マルクト)から王冠(ケテル)へ至る上昇の経路と逆である下降の経路の2通りがあるからだ。 なので、厳格に言えば、両方の解釈を取り入れたものが好ましいといえる。2013/01/20
カイ
0
この本のおかげで、タロット占いを赤の他人にしてみよう、また、タロットを教えてみようと思えるようになりました。 タロットカードは暗記物ではないことが、この本でわかります。 カードの意味を正逆ではなく、強弱で表現しています。 この強弱という感覚がわかれば、リーディングするときにたくさんの言葉が湧いてくるようになると思います。 タイトルからして、難しそうに見えますが、タロット初心者にこそおすすめしたい一冊です。