内容説明
自然と野生動物をやさしいまなざしで見つめ続けた博物学者シートンの少年時代の姿。自然と調和して生きるインディアンの英知を理想としたシートンが、その豊かな体験をもとに自らの手で発見し、創造しながら暮らす森の生活の喜びを描く。
目次
第1部 ヤンの谷のヤン(ほのかな光;春;上と下の兄弟たち ほか)
第2部 サンガーとサム(新しい家;サム;ウィグワム ほか)
第3部 森のなかで(いざ、森へ;最初の夜と朝;びっこの戦士と泥のアルバム ほか)
著者等紹介
シートン,アーネスト・T.[シートン,アーネストT.] [Seton,Ernest Thompson]
1860年イギリス生まれ。アメリカの博物学者。詳細な自然観察をもとに、『私が知っている野生動物』をはじめ、数多くの動物物語の傑作を上梓。6歳の時に父親の事業の失敗で家族とともにカナダへ移住、奥地の森林地帯で開拓生活を送り、野生の動植物に深い関心を抱く。インディアンの生活と文化に学んでウッドクラフト運動を始め、アメリカ・ボーイスカウト連盟の初代チーフ・スカウトを務めるなど、生涯、野外活動の実践的な指導者、普及者であった。またトロント、ロンドン、パリで絵を学び、画家としても活躍。1946年アメリカ西部のニューメキシコ州サンタフェで86歳の生涯を閉じる
中山理[ナカヤマオサム]
1952年生まれ。麗澤大学大学院特別教授、前学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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