出版社内容情報
《内容》 厚生労働省の調査(1999年)によると、わが国の成人の喫煙率は男
53%、女13%で、喫煙推定人口は男2,642万人、女721万人と報告さ
れています。そして、喫煙者の27%は「タバコをやめたい」と考えて
おり、「本数をへらしたい」と考えている人を含めると、実に64%に
達するということです。
タバコをやめたいと思っているにもかかわらず、なかなか禁煙で
きないのは、喫煙の本質が身体的にも心理・行動的(習慣的)にも
ニコチン依存にあるからです。たとえ禁煙しても1年以内に喫煙
を再開することが少なくないのも、ニコチン依存にその原因があ
るからです。
喫煙をニコチン依存症ととらえ、禁煙サポートを行うことは、医
師をはじめ保健師など保健医療従事者の重要な責務です。「病気の
原因のなかで予防できる最大の単一の原因」が喫煙。健康づくりの
第一歩は、まず禁煙です。
本書は、保健医療従事者が日常診療の場、検診の事後指導の場、
健康相談の場などで、禁煙が必要な人に対してマンツーマンで、
禁煙支援のためのアプローチをどのように行えばよいか、その理
論と実践方法をマニュアルとしてまとめたものです。
《目次》
1禁煙サポートを実施するにあたって
(1)禁煙サポートの必要性
(2)禁煙サポートの意義
(3)禁煙サポートの理論と方法
2「スモークバスターズ」禁煙プログラムについて
(1)プログラムの特徴
(2)プログラムの概要
(3)プログラムの構成内容
(4)プログラムの有効性
3禁煙サポートの実際
個別サポートを実施するにあたって
手順1:喫煙状況を明らかにし、ステージを評価する
手順2:ステージに合わせて禁煙サポートをおこなう
手順3:フォローアップによる援助をおこなう
4禁煙サポート実践事例
5参考資料
(1)タバコについてよくある質問と関心事 Q&A集
(2)禁煙サポートのための新しい道具や治療法
(3)禁煙サポートに関する論文集
(4)参考文献・参考図書
内容説明
本書は、厚生省老人保健福祉局老人保健課に設けられた個別健康教育ワーキンググループの指導をいただき、地域や職域などの健診やその事後指導、健康相談などの場で個別の禁煙サポートをおこなうための指導理論と技法についてまとめたものである。
目次
1 禁煙サポートを実施するにあたって
2 「スモークバスターズ」禁煙プログラムについて
3 禁煙サポートの実際
4 禁煙サポート実践事例
5 参考資料
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