目次
Poems 1948より
Poems of the 1950s Poems 1934‐1969 1970より
Gentle Weight Lifter 1955より
Say Pardon 1961より
Poems of the 1960s Poems 1934‐1969 1970より
Figures of the Human 1964より
Rescue the Dead 1968より
Facing the Tree 1975より
Tread the Dark 1978より
Wisper to the Earth 1981より〔ほか〕
著者等紹介
イグナトー,デイヴィッド[イグナトー,デイヴィッド] [Ignatow,David]
1914‐1997。ニューヨーク市ブルックリン地区にロシア系ユダヤ人移民の子として生まれ育つ。1948年第一詩集『詩集』以後最晩年まで精力的に詩作した。代表作『死者を救え』(1968年)のほかに20数冊の詩集がある。W・C・ウィリアムズ、ホイットマン、ハート・クレイン、ボードレール、ランボーの詩に学ぶ。シンプルで高密度の文体から飛躍的に展開される宗教哲学的幻想が特色
千石英世[センゴクヒデヨ]
1949‐。アメリカ文学者、文芸評論家、詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きゅー
10
初めて耳にした詩人。日本での詩集の刊行は本書のみのようだ。詩はどれも短く、特徴としてアイデンティティーの彼我が溶け合うような内容が多い。例えばある詩にこうある「あなたに疲れた/わたくしじしんにつかれたかから」。あるいは蝿を殺した自分が、いつのまにか死体となって蝿の隣に横たわれていたりする。死のモチーフが頻繁に取り上げられるが、対象の死はそのまま自身の死につながる。高踏な言葉が使われることはなく、地に足についた素朴な言葉が朴訥にささやかれる。このしんみりした印象が私にとってイグナトーの手触りだった。2022/11/08
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