内容説明
江戸時代の鳥瞰図で多摩を楽しむ。堀の内妙法寺、武蔵国分寺跡、谷保天神、普済寺、大國魂神社、高幡不動、平林寺、多摩川…風景・建物・行事・風俗などを描いた長谷川雪旦の挿絵は、当時の人々の暮らしを彷彿とさせる。その優れた挿絵742点の中から新宿以西、多摩地域を中心とした40点余を解説し、江戸時代の多摩をたずねる旅に誘う。
目次
JR中央沿線(四谷大木戸―甲州街道の江戸の玄関口;四谷内藤新駅―物流と遊女で栄えた宿場;角筈村熊野十二所権現社―池のほとりに並ぶ納涼床 ほか)
京王・小田急沿線(大宮八幡宮―平安の武将、源頼義・義家ゆかりの神社;布多天神社、青渭社、虎狛社―多摩有数の古社が集まる調布;深大寺―深山幽谷の趣がある古刹 ほか)
西武沿線(高田馬場―堀部安兵衛が助太刀した決闘の現場;姿見橋俤のはし―太田道潅の山吹伝説の舞台;落合蛍―江戸近郊の蛍狩りの名所 ほか)
著者等紹介
重信秀年[シゲノブヒデトシ]
1961年広島市生まれ。早稲田大学第二文学部日本文学専修卒。高校時代は山岳部、大学時代は探検部に所属。高校教諭(国語科)、広告制作会社(コピーライター)を経て、フリーランスのライターになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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