幻冬舎文庫<br> 人間・失格 - たとえばぼくが死んだら

幻冬舎文庫
人間・失格 - たとえばぼくが死んだら

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  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784877284343
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

82
自分を守る術なんてあったのだろうか…。些細な出来事の時に相談していたら何か変わっただろうか。親には心配をかけたくない…その優しさが全てを狂わしてしまった?子供が狂っているのではなく、大人も狂ってる。そう。みんなが人間失格…。とても息苦しい展開だったけど、夏美が一人で子育てをして衛を待っていたことが少しホッとさせてくれた。心はやはりちゃんと育てるものなんだと思う。ちゃんと向かい合い支えあって。 野島ワールド。重いんだけど、風が吹き抜ける感じがするんだよね。読後感で…。2014/07/12

32
ドラマは観たことないと思っていたが、読んでいくうちに赤井英和の父親役とかモワモワ~と記憶の奥底から出てきて。昔の連続ドラマだなーって雰囲気が懐かしい。多少、馬鹿馬鹿しさを感じながらも、父子のやりとりでは泣けてきた。親って、こういう場合どうしたらいいんだろうなぁ。この父親は、教師の言い分を信じるあまりに我が子を信じてあげられなかった。しかし、ひたすら我が子を信じるのが正しいとも限らない。子育てって「まちがえちゃった」で済まない場合があるから親は大変。2015/06/15

きよた

26
94年にドラマ化されていた人間失格。今はたぶん放送出来ないと思うくらい(きっと出来ない)衝撃すぎる内容で、今も強烈に記憶に残っている。その小説版を読んでみた感想ですが、正直ドラマの方が数倍上手だと思った。小説は描写が薄く感じ、文章が淡々と書かれているイメージで軽く感じてしまう。ですが書かれている内容はえげつなく、情景を想像しながら読むと全然世界が変わってくる。過去に観たドラマの中で、最も印象に残っている作品を3つあげろというと、その中に入れたくなるような作品で、当時の野島伸司のドラマは衝撃が本当にやばい。2019/12/31

Yosshiy

22
20数年前にKinKi Kids主演でドラマ化された原作本。急に野島伸司作品が読みたくなって読んだが結末はこんな感じでしたっけ⁈いじめや自殺、復讐と読んでいて目を塞ぎたくなるシーンの連続ですが、ページをめくる手が止まらない緊張感は流石としか言いようがないです。懐かしくもあり、不快感もあり、子を持つ親となった今に読むと感慨深いものがありました。2018/04/20

Nozomi Masuko

12
1人の少年の自殺。その裏には凄惨なイジメと複雑な少年愛の世界が絡み合う。真相を知った父親は犯人へ復讐を企てる。小学校の時に流行ったドラマなんだけど、原作が気になったから近所の古書市にて購入。イジメが壮絶過ぎていい気持ちで読める作品ではなかったが、最後はうまくまとまってたかな。割と好き。ってこの重たい作品をハワイ行きの浮かれぽん太郎状態の機中で読了するあたり、私も重い女ね。笑。2015/07/19

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