出版社内容情報
そうだ、陶芸やろう! 無趣味だった会社員がプロ陶芸家に。その経験と役立つ情報満載の1冊。
内容説明
“生きがい”になる趣味がほしい―すべてはここから始まった。中年にさしかかった著者が、ふと見学した陶芸教室。まずは週末だけと通ううちに、土いじりの解放感と自分の手で作る達成感、釉薬の不思議に憑かれていく。そこには、他では得られない心の充足、出会い、何より新しい人生の予感があった。プロの陶芸家になった著者が実体験を元に、初心者向けアドバイスと陶芸の喜びを丸ごと紹介する。
目次
1章 僕の陶芸入門(いざ、陶芸教室へ;陶芸教室の日々 ほか)
2章 陶芸は奥が深くて面白い(「陶芸」と「やきもの」は同じ?;ロクロが挽けなくても天才陶芸家、魯山人 ほか)
3章 陶芸人生へようこそ!(失敗しない陶芸教室の選び方;向いているのは、おカネ持ちより「時間持ち」 ほか)
4章 ふたたび陶芸教室の生徒になった(東京に戻ってからのこと;陶芸教室をはじめようか ほか)
エピローグ、そして近況
付録 押さえておきたい9のツボ!
著者等紹介
林寧彦[ハヤシヤスヒコ]
陶芸家・日本工芸会正会員。倉敷市生まれ。早稲田大学政経学部卒、博報堂で二十六年間CMプランナー、コピーライターとして活躍。在職中に陶芸を始め、転勤を機に本格化する。現在、津田沼陶芸教室を主宰。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
森
15
自叙伝ですね、昔陶芸雑誌に掲載されたエッセイなどをベースに肉付けした読み物で、一般向けです。窯元で修行したのではなく陶芸教室出身で、陶芸教室を主宰している方、そんなことから、陶芸を習うには陶芸教室へ行くものとなっている。まぁ実際は、公民館など利用などあればまた違うのでしょう。技法やら技術的なことはほとんどないです。変な話、タイトル名称がおかしな感じがする。別に陶芸じゃなくても、生きがいになるものはいろいろあると思うし、なんだろう少しわからないです2021/06/17
Koki Miyachi
2
広告代理店でCMプランナー、コピーライターとして活躍していたが、在職中に陶芸に出会い、転勤を機に本格的に取り組む。ついには早期退職プログラムを活用して職を辞して、陶芸家として活動を始める。そんな筆者の生き方と陶芸に夢中になっていくプロセスをユーモラスに語っている。これから陶芸を志す人、興味を持っている人にとって、この上ない道しるべになるだろう。自分も読みながら、本当にワクワクする気持ちを抑えきれなかった。2024/06/23
Go Extreme
2
僕の陶芸入門: 40代を目前に教室通い 趣味を持ちたい ベランダ陶芸はじまる 陶芸教室の日々: 初めて作品が売れた マンション10階の工房: マンション工房化計画 釉薬の調合にハマる スケッチの楽しさ 引き合わせてくれた人たち 陶芸は奥が深くて面白い: 天才陶芸家、魯山人 陶芸家が惜しげもなく作品を割る理由 信楽、織部、志野 65歳で陶芸にハマったピカソ 陶芸人生へようこそ!: おカネ持ちより時間持ち ふたたび陶芸教室の生徒になった: 上級手びねりコース、さらに自由コースへ 押さえておきたい9のツボ!2021/07/23
カッチ
1
会社員が陶芸家になるまでの過程が語られており、大変興味深かった。また所々に出てくる言葉に力があり、さらっと読めるが、重みもあった。2022/03/08
teru
1
自分の趣味を見つけるため、自分さがしのために始めた陶芸。趣味である陶芸が仕事になったその努力が綴られている。私自身も趣味を見つけるために3年前から陶芸を始めたが、趣味が仕事にできると言うのはそう簡単なものではない。内容は聞き慣れた言葉が多く本当に読みやすかった。2021/07/19