内容説明
明日、死ぬ。本気でそう考えた瞬間から人生は輝く。八十六歳の著者が毎日直面する生きる歓喜と臨終の時。これ以上の孤独も贅沢もない、死ぬための哲学。
目次
1 死について考える
2 老いについて考える
3 人生の遺言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なにょう
15
半死半生じゃなくて、生死半半。今からほぼ20年前、バブルが弾け、阪神の震災・サリン事件があった頃。淀川さんは死を意識される。それもそのはず、この本の出版の三年後、98年にお亡くなりになった。結婚しなくても、子どもがいなくても、自分が好きな事に一生懸命、その日その日をしっかり生きろとおっしゃる。★淀川さんがおっしゃる。明治・大正のように貪欲によいものを吸収していけば、二十一世紀の日本はとてもいい国になる(p200)と。たぶん、きっと。2017/03/14
yojohon
1
明日死ぬと思って今日を生きる。このおじい、スゲーと思った十代の頃。