内容説明
私は辛くない程度なら、不養生をすることにした。ことに人は、動いていることが大切だ。
目次
第1章 病気とは律儀に付き合わない
第2章 体の不調や疲れを受け入れる
第3章 病院とくすりのうまい使い方
第4章 家族がもし病気になったら
第5章 心の病いとの上手な付き合い方
第6章 死の直前までやるべきこと
第7章 料理を楽しむことが健康
第8章 健康に暮らす、わたしの秘訣
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年東京生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。79年ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、87年(『湖水誕生』により)土木学会著作賞を受賞、93年恩賜賞・日本芸術院賞受賞、95年日本放送協会放送文化賞受賞、97年海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞を受賞ならびに読売国際協力賞を受賞。2003年文化功労者となる。2012年菊池寛賞受賞。1995年から2005年まで日本財団会長を務める。1972年から2012年6月まで海外邦人宣教者活動援助後援会代表。2009年10月から2013年6月まで日本郵政株式会社社外取締役。2013年1月から11月まで教育再生実行会議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yossan
2
著者は様々な病気を患っているが、病気と付き合い、確かな死生観を持っていると言う印象でした。病気である事と病人である事は違うのかも、とも思えました。2021/04/18
赤トンボ
1
強い人だ。人間一度は死ぬ事を覚悟して生きていないと。2020/12/10
マサカ
0
徐々に衰え、密かに静かに、自然に死へと移行するためには、却って日々刻々目標がいる。馬が鼻先の人参を食べようとするのと同じだ。こうした計画がないと暮らせない。行動が支離滅裂になって何をしているのかわからなくなる。自分のためなのだ。 体力は落ちているが、音楽会に行きたい時は、行けば良いのである。痛み止めが効いて眠くなれば眠れば良いのだ。万が一、そのまま音楽を聴きながら死ねたら最高の死に方だ。
まりかず
0
この人の文章は全部響く。2020/10/21
るんるん
0
健康についての考え方は共感できた。2020/04/19