目次
なぜ発達を学ぶのか
微笑みの主人公へ生まれかわる乳児期前半の発達
不安をのりこえる乳児期後半の発達
障害児の発達でたいせつなこと
ことばの根っこを育てる一歳前半
生活の力の爆発と一歳半の発達の質的転換期
自我の発達と一歳半の発達の質的転換期
二、三歳児の表現世界
二、三歳児のことばと葛藤の心
より良い自分を選び取りたい四歳児
すじ道立てて考え、表現する五、六歳児
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」五、六歳児
発達をとらえる目
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
38
なんか改訂版も出ているようですが知らずに読了。1998年初版。発達とは子どもの願いからはじまり、願うからこそ可能性を現実のものとしていくという視点はとても大切だと思いました。発達段階の目安はありますが、それを絶対視せず今目の前の子どもの発達の願いにしっかりと寄り添うことの重要性だと思います。そのうえで保育者や教育者は子どもが歩んでいけるように気づかせ学ばせていく役割があるのでしょう。それは大人の押し付けではありません。教育的働きかけについて学ぶことができました。2019/01/27
ななつのこ
7
子どもたちは「成長したいという願いがあり、その願いを瞬時に察し、その願いが叶うよう後ろからそっと支援するのが保育士の仕事」と、先輩が何度も繰り返し言っていた言葉を思い出した。心の発達段階を見逃すことなく、現実の自分そして発達への願いを放棄しない心を感じあい、矛盾を乗り越えていく力を信じていきたい。常日頃感じていた思いがわかりやすく書かれていたので、沢山の箇所に赤線を引いた。何度も繰り返し読みたいし、職員へ勧めたいよい内容だった。2019/02/21
gurisan
1
★★★☆☆ 子どもがイヤイヤって言うとき。それは「ちゃんと言われたことをしたいのにできない自分」をもどかしく感じてるという視点。子どもはもっとよく成長したいという欲求があるというその言葉に、子どもを見る目が変えられた気がする。2010/09/12
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